ミル 灼熱のインドGPで5位。マルケスは9位
初開催となったロードレース世界選手権(MotoGP)第13戦インドGPの決勝は、ジョアン・ミル(Repsol Honda Team)が今季ベストリザルトとなる5位でチェッカーを受けました。また、チームメートのマルク・マルケスは、Honda RC213Vのポテンシャルを存分に発揮し、序盤から表彰台争いを繰り広げました。6周目に転倒して大きくポジションを落としましたが、再スタート後にすばらしい追い上げをみせて9位でチェッカーを受けました。
前日のスプリントで負傷したルカ・マリーニ(ドゥカティ)が決勝を欠場したため、予選5番手のミルは4番グリッドから決勝に挑みました。好スタートを切ったミルでしたが、5番グリッドのマルケスと7番グリッドのファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)に先行されてしまいます。
中盤に入ると、3番手を走行していたフランチェスコ・バニャイア(ドゥカティ)が転倒し、ミルのポジションは、5番手から4番手へ。終盤に入ると、追い上げてきたブラッド・ビンダー(KTM)とし烈な4番手争いとなり、最終的に5位でチェッカーを受けました。
好走をみせたミルは、4位のビンダーとは、わずか0.571秒差。Hondaライダーとしては、ベストリザルトで初開催のインドGPを締めくくりました。この結果は、彼とチームの努力の成果です。モビリティリゾートもてぎで開催される日本GPでも、ライダーとマシンのポテンシャルを継続できるように取り組みます。
一方、前日のスプリントで3位になり、開幕戦ポルトガルGP以来のメダルを獲得したマルケスは、決勝でも上位を目指しました。好スタートを切ったマルケスは、上位3選手を激しく追撃します。そして、ホルヘ・マルティン(ドゥカティ)とフランチェスコ・バニャイア(ドゥカティ)との激しい2番手争いを視野にペースを上げていきました。
しかし、6周目の1コーナーで痛恨の転倒を喫します。16番手までポジションを落としましたが、わずか8秒で再スタートを切ったマルケスは、すばらしい追い上げをみせて9位でチェッカーを受けました。前日のスプリントに続き、着実な進歩を感じさせるレースでした。
インドGPを終えて、Repsol Honda Teamは休む間もなくHondaのホームレースとなる日本GPへ向けて移動を始めます。
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