Sprint
MotoGP 2023
Round 12

安定した走りでマルケスは10位、ミルは決勝での巻き返しを誓う

sm Misano World Circuit Marco Simoncelli

9月9日(土)にロードレース世界選手権(MotoGP)第12戦サンマリノGPのスプリントが行われました。Repsol Honda Teamのマルク・マルケスは好スタートを切ると、安定した走りをみせて10位でチェッカーを受けました。チームメートのジョアン・ミルは、思うようにペースを上げられず、苦戦を強いられました。

安定した走りでマルケスは10位、ミルは決勝での巻き返しを誓う

終日、青空が広がる絶好のコンディションで行われたMotoGPクラスの予選は、予選Q2に進出した12台が1秒差以内にひしめき合う、厳しい戦いとなりました。金曜日のプラクティスで6番手となり、ダイレクトにQ2進出を決めていたマルケスは、15分間のQ2で積極的な走りをみせました。ベストタイムは1分31秒223で9番手。Honda勢では、トップグリッドを獲得しました。

13周で行われたスプリントで、マルケスは好スタートを切り、オープニングラップに8番手に浮上。2周目にはブラッド・ビンダー(KTM)にかわされて9番手に落ちました。

その後、弟のアレックス・マルケス(ドゥカティ)に抜かれて10番手にダウンし、終盤までアレックスを攻め立てるも10位でチェッカーを受けました。今大会もスプリントではポイントを獲得できませんでしたが、HRCのエンジニアに有益なデータを提供することに成功しました。

一方、ミルはスタート直後にフランコ・モルビデリ(ヤマハ)と接触しそうになったことが響き、序盤にポジションを上げられませんでした。その遅れをばん回しようと全力を尽くし、ライダー数人をオーバーテイクしますが、ロングラップペナルティーを受けるなどして大きく遅れ、23位でスプリントを終えました。

ポイント獲得を果たせなかったRepsol Honda Teamの両選手は、現地時間の日曜14時にスタートする決勝で、さらに上位を目指します。


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Marc Márquez
Marc Márquez 93
Repsol Honda Team
マシンはいい感触でした。競争力も高まり、うまく乗れていると感じました。残念ながら10位に終わり、結果にはつながりませんでしたが、いい走りができていると感じているので、明日もよりよいレースができることを願っています。今回もレース序盤は力強く走れましたが、後半はペースをキープすることに集中しました。昨晩、チームと想定したペースは、8位から12位くらいでしたが、最終的に10位でフィニッシュできました。明日の決勝は、長くて厳しいものになると思います。引き続き改善に取り組みます

Joan Mir
Joan Mir 36
Repsol Honda Team
ウォームアップのあと、スプリントをどう戦うか計画しましたが、スタートでモルビデリ選手と接触しそうになり、第1コーナーでポジションを上げられませんでした。その後はいくつか順位をばん回できて、よりレースを楽しめました。フロントのフィーリングもよくなり、マシンを思い通りに走らせることができました。ステファン・ブラドル選手(HRC Team)をパスできるポジションまで上がったのですが、最終コーナーのトラックリミット違反でロングラップペナルティーを受けてしまい、遅れてしまいました。このサーキットでは、セクター1でダッシュボードにメッセージが表示されても、MotoGPクラスでは見ることができません。オレンジのライトが見えただけでした。その後、ロングラップペナルティーをこなしましたが、とても複雑な気持ちでした。明日はもっといいレースができると思います



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