終日、青空が広がる絶好のコンディションで行われたMotoGPクラスの予選は、予選Q2に進出した12台が1秒差以内にひしめき合う、厳しい戦いとなりました。金曜日のプラクティスで6番手となり、ダイレクトにQ2進出を決めていたマルケスは、15分間のQ2で積極的な走りをみせました。ベストタイムは1分31秒223で9番手。Honda勢では、トップグリッドを獲得しました。
13周で行われたスプリントで、マルケスは好スタートを切り、オープニングラップに8番手に浮上。2周目にはブラッド・ビンダー(KTM)にかわされて9番手に落ちました。
その後、弟のアレックス・マルケス(ドゥカティ)に抜かれて10番手にダウンし、終盤までアレックスを攻め立てるも10位でチェッカーを受けました。今大会もスプリントではポイントを獲得できませんでしたが、HRCのエンジニアに有益なデータを提供することに成功しました。
一方、ミルはスタート直後にフランコ・モルビデリ(ヤマハ)と接触しそうになったことが響き、序盤にポジションを上げられませんでした。その遅れをばん回しようと全力を尽くし、ライダー数人をオーバーテイクしますが、ロングラップペナルティーを受けるなどして大きく遅れ、23位でスプリントを終えました。
ポイント獲得を果たせなかったRepsol Honda Teamの両選手は、現地時間の日曜14時にスタートする決勝で、さらに上位を目指します。