マルケスが7位でフィニッシュ。今季ベストリザルトでレースを終える
9月10日(日)に行われたロードレース世界選手権(MotoGP)第12戦サンマリノGPの決勝レースは、マルク・マルケス(Repsol Honda Team)にとって「完ぺきなレース」となりました。その理由は、これからのマシン開発にとって非常に重要な公式テストが月曜日に行われるからです。一方、チームメートのジョアン・ミルは転倒を喫し、早々にレースを終えることになりましたが、レースウイークを通し、内容はポジティブでした。
MotoGPクラスの決勝レースで、サンマリノGPはこの日のクライマックスを迎えました。気温29℃、路面温度44℃は、タイヤにとって厳しいコンディションでしたが、MotoGPクラスの選手たちは27周の戦いに挑みました。
9番グリッドからスタートしたマルケスは、オープニングラップに8番手につけると、9周目には6番手に浮上し、マーベリック・ビニャーレス(アプリリア)を追撃しました。
終盤は、追い上げてきたミゲル・オリベイラ(アプリリア)に抜かれてポジションを落とします。さらに、ラウル・フェルナンデス(アプリリア)、ルカ・マリーニ(ドゥカティ)が後方から接近してきましたが、この2人の追撃を振り切って7位でチェッカーを受けました。
この結果、マルケスは今季初のトップ10フィニッシュを果たし、3戦連続でポイントを獲得しました。しかし、Repsol Honda Teamは再び、トップグループでの戦いを目指しており、関係者全員がこの結果に満足していません。
休む間もなくチームは、大会を終えたばかりのミサノで今季最後の公式テストに挑みます。
チームメートのミルは、決勝レースを完走することができませんでしたが、月曜日の公式テストを有意義な1日にするつもりです。
この日、転倒リタイアに終わったミルはレース序盤、ミケーレ・ピッロ(ドゥカティ)とジャック・ミラー(KTM)の接触転倒を避けるために、ポジションを落としました。その遅れを取り戻そうとしましたが、8周目の4コーナーで転倒リタイアに終わりました。残念な結果でしたが、RC213Vマシンのフィーリングが向上した点では、満足できる大会でした。
Repsol Honda Teamの両選手にとって、月曜日の公式テストは、HRCのエンジニアがこれまで取り組んできたことを試す機会となります。
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