マルケスがスプリントでトップ10争いに加わる
マルク・マルケス(Repsol Honda Team)にとって、ロードレース世界選手権(MotoGP)第11戦カタルニアGPの土曜日は、ポジティブな一日となりました。金曜日のプラクティスでは19番手と苦戦しましたが、土曜日の午前中に行われた予選Q1では、2番手タイムをマークしてQ2進出を果たしました。そして、12周で行われたスプリントでは、12番グリッドから好スタートを切って11位でフィニッシュ。チームメートのジョアン・ミルは21位でした。日曜日の決勝レースでは、両選手ともにさらなる上位を目指します。
カタルニア・サーキットは終日雲が多く、時折り小雨がぱらつくあいにくの天気でしたが、スタンドには大勢のファンが駆けつけました。そして、地元ファンの大声援を受けたマルケスの熱い走りは観衆を喜ばせました。
Q1では、現状のマシンのパフォーマンスをほぼ完ぺきに引き出すラップを刻みました。そして、4列目12番グリッドから挑んだスプリントでは、オープニングラップで7番手に浮上すると、中盤までトップグループを追撃。中盤以降は、エネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)、ヨハン・ザルコ(ドゥカティ)、ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ドゥカティ)らとトップ10圏内で、し烈なバトルを繰り広げました。終盤はややペースを落として11位でスプリントを終えましたが、自分のリズムで周回を重ね、日曜日の決勝レースに向けて一歩前進するレースとなりました。
スプリントは9位までがポイント獲得となるため、11位のマルケスはポイント獲得こそなりませんでしたが、この日のマルケスの走りは金曜日の時点では予想することができませんでした。
一方、チームメートのミルは、金曜日から引き続きグリップの向上を目指しました。しかし、Q1では10番手(総合20番手)。スプリントでも21位と厳しい結果に終わり、抱えている課題が浮き彫りになるレースとなりました。
日曜日に行われる決勝レースは、現地時間14時にスタートします。天気予報では気温の上昇が予想されており、24周の決勝レースはスプリントとは異なるチャレンジが待ち受けます。
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