20周で争われた決勝レースは、時折り小雨がぱらつく中でスタート。レース中盤には一時的に本降りとなり、”フラッグ・トゥ・フラッグ”が宣言される難しいレースとなりました。レースウイークを通じて、マシンの改善に取り組んできたRepsol Honda Teamですが、こうした不安定な天候の影響もあり、決勝に向けて行ってきた努力は報われませんでした。
マルク・マルケスは、オープニングラップの接触で右ウイングを失いながらも、レース序盤、いくつかポジションを上げることに成功しました。これまで世界タイトルを8度獲得しているマルケスは、さらに”フラッグ・トゥ・フラッグ”の中でポジションを上げ、トップ10圏内に入る走りをみせました。しかし、15周目の12コーナーでエネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)と接触し、転倒リタイアに終わりました。幸いにもマルケスは、転倒によるケガはありませんでした。
今大会、3戦ぶりに復帰したジョアン・ミルは、19番手グリッドから決勝に挑みますが、スタートに失敗し最後尾まで後退します。その後、全力でばん回に努めましたが、3周目に転倒を喫し、リタイアに終わりました。
次戦は8月18日(金)~20日(日)にレッドブル・リンクで開催される第10戦オーストリアGP。Repsol Honda Teamは今大会の雪辱戦に挑みます。