一方、チームメイトのマルク・マルケスは、決勝レースを前に欠場が発表されました。先週のドイツGPで負ったケガがアッセンで悪化し、メディカルチェックを受けた結果、欠場が決まりました。これにより、Repsol Honda Teamからは、レクオーナひとりの参戦となりました。
前日の予選とスプリントを終えたレクオーナは、Repsol Honda Team、そしてHRCのエンジニアとともに、日曜日の決勝レースに向けて準備を進め、自信をもって26周のレースに挑みました。
レクオーナの戦略は、オープニングラップは落ち着いて走り、ポイント争いの集団に加わることでした。この日は気温30℃、路面温度は47℃まで上昇。タイヤに厳しい条件の中でレクオーナは、Honda RC213Vで正確にラップを刻みました。
中盤になるとレクオーナは、フランコ・モルビデリ(ヤマハ)とトップ10争いを繰り広げます。しかし、テクニカルトラブルが発生し、14周を終えてピットに戻りました。
リタイアに終わり、肩を落としたレクオーナですが、Repsol Honda Teamのスタッフは、23歳のレクオーナのがんばりに感銘を受けることになりました。
オランダGPを終えて、MotoGPはこれから5週間のサマーブレイクに入ります。ライダーとメカニックは休養をとり、HRCのエンジニアは日本で重要な開発作業を続けることになります。次戦イギリスGPは、8月4日、シルバーストーンで開幕します。