Race
MotoGP 2023
Round 5

マルケスが記念すべき1000回目のグランプリで好走し、表彰台争いに加わる

fr Le Mans

Repsol Honda Teamのマルク・マルケスは、復帰戦となったフランスGPで、表彰台争いに加わり、マルケスの乗る「93号車」がグランプリシーンに復活したことをアピールしました。一方のジョアン・ミルは、好スタートを切りましたが、小さなミスで大きくポジションを落として、追い上げる途中に転倒を喫し、レースを終えました。

マルケスが記念すべき1000回目のグランプリで好走し、表彰台争いに加わる

フランスGPの決勝日は、11万6,000人を超える大観衆がサーキットを埋め尽くしました。その大観衆が見守る中でマルク・マルケスは”マルケスらしい熱い走り”でトップグループに加わり、MotoGPクラスの主役を務めることになりました。

2番グリッドからスタートしたマルケスは、オープニングラップはジャック・ミラー(KTM)と首位争いを繰り広げます。後方にはライバルたちが続き、その後、マルケスは追い上げてきたマルコ・ベツェッキ(ドゥカティ)と接触し、一時4番手に後退しました。しかし、すぐにトップ3に返り咲き、レース中盤にはミラーをパスして2番手に浮上。首位を走るベツェッキを追撃しました。

レース後半に入ると、追い上げてきたホルヘ・マルティン(ドゥカティ)と激しい2番手争いのバトルになりますが、マルケスは見事なスライドコントロールで2番手をキープします。しかし、ラスト2周になった6コーナーの立ち上がりでラインを誤り、7コーナーへの進入で転倒。今季初の表彰台獲得を目前に、惜しくもリタイアに終わりました。残念な結果に終わったマルケスですが、復帰戦にして表彰台争いに加わった自身のパフォーマンスに満足していました。

チームメートのジョアン・ミルは、16番グリッドから好スタートを切り、オープニングラップに11番手まで浮上します。そして、ホームGPを迎えて気合の入った走りを見せるヨハン・ザルコ、ファビオ・クアルタラロらとバトルを繰り広げ、トップ10争いに加わりました。しかし、3周目にブレーキングでミスを犯し、最後尾まで後退。その後、猛列に追い上げましたが、レース中盤の13周目に転倒を喫し、リタイアとなりました。ミルは決勝レースに向けてセットアップを変更したことでレースペースを大幅に向上させました。リタイアという残念な結果でしたが、ミルはポジティブな気持ちでフランスを後にしました。


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Marc Márquez
Marc Márquez 93
Repsol Honda Team
今日のレースには本当に満足しています。以前のような走りができたし、バイクに乗ることを楽しめました。残念ながら、望んでいた結果ではありませんが、限界までプッシュできました。今大会は本当に忙しく、多くの仕事をこなしました。表彰台に立てれば、これまでがんばってくれたチームにとっても大きなご褒美になったと思います。毎戦、今日のような戦いをするためには、もう少し改善する必要があります。転倒は7コーナーでしたが、6コーナーで大きく振られ、完ぺきなライン取りができなかったためでした。今日はMotoGPのレースができました。集まった大勢のファンにも、すばらしいレースを見てもらえたと思います

Joan Mir
Joan Mir 36
Repsol Honda Team
スタートはとてもよくて、序盤は快適に走ることができました。トップ10を争う大きな集団でバトルしているときは、スリップストリームが効きすぎて、ブレーキングがとてもハードでした。そして、アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)にぶつかりそうになり、バイクを立てて回避したのですが、そのためにグループから遅れてしまいました。その後、追い上げながらいろいろなことにトライしましたが、残念ながら転倒してしまいました。残念な結果ですが、1分32秒台前半で走ることができました。これは本当に重要なことです。このポジティブな結果をしっかり分析し、すべてを研究し、次のレースに備えたいです



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