Sprint
MotoGP 2023
Round 3

リンス、スプリントで2位になりメダル獲得。ミル12位、中上13位、ブラドル18位でポイント獲得ならず

us Circuit Of The Americas

アメリカズGPは15日、予選Q1とQ2、そして通常の半分の距離で行われるスプリントレースが行われ、予選2番手から好スタートを切ったアレックス・リンス(LCR Honda CASTROL)が2位になりメダルを獲得しました。

リンス、スプリントで2位になりメダル獲得。ミル12位、中上13位、ブラドル18位でポイント獲得ならず

前日のプラクティスで3番手と好調な走りを見せたリンスは、午前中に行われたフリー走行では決勝に向けたセットアップに集中して11番手でしたが、上位12台が出場して行われた予選Q2では、2分2秒台前半のすばらしいタイムをマークしてトップに浮上しました。このままポールポジション獲得という期待にも包まれましたが、フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティ)が最終ラップにリンスのタイムを0.160秒上回り、惜しくも2番手に終わりました。

そして、青空が広がり、気温が30℃まで上昇したスプリントレースでは、好スタートを切るとオープニングラップに首位に浮上。その後、オーバーランなどで3番手へとポジションを落としますが、7周目に先行するアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)をかわして2番手へ。さらに首位を走るフランチェスコ・バニャイア(ドゥカティ)を追撃しますが、2.545秒及ばず、2位でチェッカーを受けました。過去2戦は、ウインターテストからの手応えある走りをなかなか結果につながられませんでしたが、今大会の予選とスプリントでは、その手応えをやっと結果につなげました。日曜日の決勝では、今季初の表彰台獲得に挑みます。

初日のプラクティスで12位。Q1からの予選となったジョアン・ミル(Repsol Honda Team)は、Q1でし烈な戦いを繰り広げました。一時はセッショントップに浮上しましたが、最終的に3番手に終わりQ2進出は果たせませんでした。そして、13番グリッドから挑んだスプリントレースでは、混戦の中で思うようにポジションを上げられず12位でした。

中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は、初日のプラクティスで13位。Q1からの予選となり、Q1で7番手に終わり17番グリッドから決勝に挑み、混戦の中で追い上げを見せましたが、わずか10ラップのレースのため13位がやっとでした。気温が30℃まで上昇し、タイヤにもライダーにも厳しい条件となりましが、日曜日の決勝では、ポイント獲得を目指し、さらに上位を目指します。

右手親指の骨折で欠場しているマルク・マルケス(Repsol Honda Team)の代役として出場のステファン・ブラドルは、21番グリッドから決勝に挑み、18位でした。

通常の半分の距離で行われるスプリントレースは、ポイント獲得が9位までになっています。スプリントでポイントを獲得できなかったミル、中上、そしてブラドルの3選手は、日曜日の決勝では、追い上げのレースに挑みます。


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Alex Rins
Alex Rins 42
LCR Honda CASTROL
今日は予選もスプリントも力強い走りができました。全力を尽くしました。単独で走行するために、オーバーテイクをしようとしたら、ペッコ(バニャイア)にオーバーテイクされ、12コーナーでまっすぐ行ってしまいました。とにかくすばらしいレースができました。明日のレースがどうなるか楽しみです。いいマシンと多くの情報があります。明日は、いいパフォーマンスをキープしてフィニッシュするためにも、リアタイヤをもっと慎重に使わなければなりません

Joan Mir
Joan Mir 36
Repsol Honda Team
今日のスプリントレースは、思ったようなライディングをするためにも、まだやらなければならない仕事がたくさんあることがわかりました。でも僕たちは常に学び、前進しています。これは重要なポイントであり、集中して取り組んでいます。シーズン序盤は、2つの難しいレースと、アンラッキーなレースがありました。それだけに、今回のスプリントレースはフィニッシュすることが非常に重要でした。結果として、明日に向けたアイディアを見つけることができました。今日は暑さと、厳しいトラックのコンディションのため、とても難しいレースでした

Takaaki Nakagami
Takaaki Nakagami 30
IDEMITSU Honda LCR
厳しいレースでした。(チームメートの)リンスはすばらしいパフォーマンスで2位を獲得してメダルを獲得し、僕はジョアンのすぐ後ろでフィニッシュしました。つまりジョアンと僕はスプリントレースで同じような問題を抱えていたということです。僕たちはラップタイムもペースも同じだったので、解決策を見つけなければなりません

Stefan Bradl
Stefan Bradl 6
Repsol Honda Team
現実的な目標を持って取り組み、それを達成することができました。スプリントレースはとても激しく、予想した通りでした。このサーキットは体力的にきついコースです。加えて、今回は暑くて、とてもたいへんでした。最初の高速ブレーキングで少しペースを崩しましたが、リスクを冒す状況でもポジションでもありませんでした。明日に向けてマシンのことを学ぶことができました。目標は再び安定したレースをすることです


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