マルケスは、今大会で最高峰クラス169戦目(通算246戦目)を迎えます。これまでマルケスは、Repsol Honda Teamで優勝59回(3クラス通算85勝)、ポールポジション64回(同通算92回)、表彰台獲得101回(同通算140回)、そして世界タイトル6回(同通算8回)というすばらしい記録を樹立してきました。
マルケスとRepsol Honda Teamは、グランプリの歴史の中で、記録はもちろんのこと、記憶にも残るすばらしいレースを戦ってきました。13年にMotoGPクラスにデビューし、2戦目にして史上最年少記録で初ポールポジション&初優勝を達成。以来、マルケスは次々にグランプリの記録を塗り替えてきました。Hondaの最高峰クラスでは、最も成功したライダーであり、関係者全員にとってエモーショナルな週末になることは間違いありません。
そのラストランをマルケスはこれまでと同様、全力で挑みます。バレンシアでは、これまで最高峰クラスで2勝を含む7回の表彰台に立ってきました。完走したレースで表彰台に立てなかったレースは一度もなく、Repsol Honda Teamでのラストランにふさわしいサーキットです。
チームメートのジョアン・ミルは、前戦カタールGPでウイークを通じてスピードとフィーリングを高めてきた成果を最終戦バレンシアGPで発揮する意気込みです。ミルにとってバレンシアは、忘れられない多くの出来事がありました。
20年のヨーロッパGPでMotoGPクラス初優勝を達成し、連戦となったバレンシアGPで世界チャンピオンに輝きました。22年の最終戦終了後の公式テストでは、Repsol Honda Teamのライダーとして初めてRC213Vに乗りました。今大会終了後には、24年シーズンに向けたテストが火曜日に行われます。
11月25日(土)には、スプリント(13周)が15時から、26日(日)には決勝(27周)が同じく15時から行われます。Repsol Honda Teamの象徴的なカラーに身を包んだマルケスが最後のレースウイークに挑みます。