シーズン残り2戦 カタールGPのナイトレースに挑む
Repsol Honda Teamは、ロードレース世界選手権(MotoGP)第18戦マレーシアGPを終えて、休む暇もなく第19戦カタールGPの会場であるルサイル・インターナショナル・サーキット(以下 ルサイル)に到着しました。2023年シーズンはいよいよ、この大会と最終戦バレンシアGPを残すのみとなります。
カタールGPは開幕戦の舞台として定着していましたが、今年は大規模なサーキット改修工事が行われたため、シーズン終盤の開催となりました。ルサイルは一周5380m。08年にはMotoGP史上初めてナイトレースが開催され、世界の注目を集めました。今年は全面的な路面改修が行われ、すべてのライダーたちは金曜日の夕方から始まるプラクティスで再舗装された新しいコースを経験することになります。
マルク・マルケス(Repsol Honda Team)は13年にMotoGPクラスにデビューし、開幕戦カタールGPで3位表彰台に立ちました。これで勢いをつけたマルケスは、デビューシーズンにしてタイトルを獲得。翌14年の開幕戦では勝利を挙げています。
マルケスはこれまでルサイルで4度(13年3位、14年1位、18年&19年2位)表彰台を獲得していますが、今年の大会は厳しいチャレンジになると感じています。マシン改善に重点を置いた今季の戦いを踏襲し、確実にゴールを目指します。しかし、チャンスが到来したときにはリスクをおかしてでも上位を狙う意気込みです。
チームメートのジョアン・ミルは、土曜日のセッションでのパフォーマンス向上を図るとともに、転倒のない週末を目指します。後半戦で調子を上げているミルは、決勝でトップグループに匹敵するペースをキープしていますが、この数戦は転倒リタイアが続いています。今大会は、最大の課題となっている予選でいいグリッドを獲得し、その走りをスプリント、決勝レースへとつなげることを目指します。これまでミルはルサイルで、4位を最高位に4回のトップ10入りを果たしています。
ナイトレースで行なわれるカタールGPは、特別なスケジュールで行われます。11月17日(金)15時45分(現地時間)からMotoGPクラスのフリー走行がスタート。18日(土)20時からは11ラップで行われるスプリント、19日(日)は22ラップで行われる決勝が20時にスタートします。
サーキット情報
ルサイル・インターナショナル・サーキットは2004年、カタールの首都ドーハの郊外に完成しました。1年あまりで建設されたこのサーキットの総工費は5,800万ドルで、04年10月2日のレース開催に向けて、約1,000人の作業員が24時間体制で作業を行いました。コースの全長は5380mで、流れるようなレイアウトが特徴です。メインストレートは1kmを超え、中高速コーナーが連続します。08年には常設照明が完成し、MotoGP史上初のナイトレースが開催されました。このナイトレースは大成功を収め、現在ではMotoGPカレンダーのなかでも最も華やかな大会のひとつとなっています。
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