マルケス13位でポイント獲得、ミルは序盤に転倒しリタイアとなる
ロードレース世界選手権(MotoGP)第18戦マレーシアGPの決勝がセパン・インターナショナル・サーキットで行われました。予選20番手のマルク・マルケス(Repsol Honda Team)は、後方から追い上げ13位となりポイントを獲得。予選16番手から決勝に挑んだチームメートのジョアン・ミルも好走しましたが、レース序盤に転倒しリタイアに終わりました。
今大会は、レースウイークを通して雨が予想されていましたが、フリー走行、プラクティス、予選、スプリント、そして決勝レースと、すべてドライコンディションで行われました。路面コンディションにマシンを合わせきれなかったのが苦戦の理由ですが、Repsol Honda Teamは決勝日、朝のウォームアップで最後の調整を行い、20周の決勝に挑みました。
20番手からスタートしたマルケスは、決勝でもアグレッシブなスタートを切り、オープニングラップで15番手まで浮上します。そして序盤は、チームメートのミルとランデブー走行を続けますが、ミルが5周目に転倒。その後は、ヨハン・ザルコ(ドゥカティ)、アウグスト・フェルナンデス(KTM)とグループを形成しました。
中盤になるとマルケスは14番手へ、後半には13番手へとポジションを上げました。終盤は、先行するザルコにややリードを広げられますが、後方のフェルナンデスとのリードを広げ、リスクを回避しながら13位でチェッカーを受けました。マルケスにとって思うような結果ではありませんでしたが、カタールGP、バレンシアGPと続く残り2戦に向けて多くのデータを収集し、マレーシアを離れることができました。
チームメートのミルは、16番グリッドから好スタートを切って、マルケスに追随。マルケスとともにポジションを上げて15番手となりますが、5周目の第4コーナーで転倒しリタイアとなりました。幸いミルにケガはありませんでした。
2020年の世界チャンピオンにとって今大会は残念な結果に終わりましたが、序盤のペースはポイントを獲得するのに十分でした。そして、転倒するまでマルケスのスピードについていけたことにも満足していました。
戦いを終えたRepsol Honda Teamは、休む間もなく次の戦いの舞台となるカタールGPに向けて出発します。
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