惜しくもフロントロー獲得ははたせませんでしたが、トップタイムをマークしたFP4では、1分31秒台で連続ラップをこなしました。このタイムは、優勝、表彰台獲得を十分に狙えるもので、決勝では、3列目9番グリッドから追い上げのレースに挑みます。
安定したラップタイムをマークして初日14番手につけたアレックス・マルケス(LCR Honda CASTROL)は、大接戦となったFP3で16番手に終わり、Q1からの予選となりました。今大会のフリー走行は、トップから最後尾21番手までのタイム差が0.860秒。Q1も厳しい戦いになり、くわえてアタックに失敗したアレックス・マルケスは9番手に終わり、19番グリッドが確定しました。
後方グリッドからのスタートになりましたが、予選前に行われたFP4では7番手タイムをマーク。1分31秒台から32秒台で連続ラップをこなし、チームメートの中上同様、追い上げのレースが期待されます。前戦アルガルベGPでは今季最高位の4位でした。今大会の決勝では今季初表彰台獲得に挑みます。
初日2番手と好調なスタートを切ったポル・エスパルガロ(Repsol Honda Team)は、FP3のセッション中盤に左高速の13コーナーでハイサイドで転倒し、13番手。Q1からの予選となりましたが、転倒の影響でFP4とQ1をキャンセルし最後尾21番グリッドになりました。
転倒したポル・エスパルガロは、サーキットの医務室に運ばれた後、バレンシア市内の病院で検査を受けました。その結果、右胸部と腹部を強く打撲していることから、土曜日は身体を休め、日曜日の朝に体調を確認し、出場するかどうかの判断をする予定です。