FP3では、1分40秒台で連続ラップをこなす快走を見せ、FP4では転倒を喫し思うように周回することができませんでしたが、決勝に向けて着実にメニューを消化しました。明日の決勝では、前戦エミリア=ロマーニャGPの2位に続き、2戦連続表彰台獲得と初優勝を目指します。
初日7番手と好調なスタートを切ったアレックス・マルケス(LCR Honda CASTROL)が今季初めてQ2進出を果たし、8番グリッドを獲得しました。MotoGPクラスにデビューして2年目。ベストグリッドを獲得したアレックス・マルケスは、FP3では5番手、FP4でも6番手と快調にラップを刻みました。今年はユーズドタイヤでは高いレベルの走りを見せましたが、新品タイヤのパフォーマンスをうまく引き出せないことが決勝レースを厳しいものにしてきました。しかし、今大会は、FP3では1分40秒から39秒台で走行し、決勝を想定したFP4では1分40秒台で周回を重ね、今季初表彰台獲得に大きく前進しました。
テストライダーのステファン・ブラドル(Repsol Honda Team)が20番グリッドを獲得しました。今大会は大会開幕前のトレーニングでケガをしたマルク・マルケス(Repsol Honda Team)の代役として出場することになり、大接戦となったFP3ではトップから1.080秒差の20番手、Q1では1分39秒907のベストタイムで10番手となり20番グリッドが確定しました。今年は代役、ワイルドカードですでに4戦に出場し4戦ともにポイントを獲得しています。昨年の大会では予選6番手から7位でフィニッシュしており、今大会も追い上げのレースに期待されます。
初日9番手とまずまずのスタートを切った中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)が、22番グリッドから決勝に挑みます。大接戦となったFP3ではダイレクトでQ2進出を逃す11番手に終わり、Q2進出を目指したたQ1では転倒を喫し、最後尾22番グリッドが確定しました。4月のポルトガルGPでは、フリー走行の転倒の影響で21番グリッドから決勝に挑み、追い上げて10位でフィニッシュしています。今大会も22番グリッドからトップ10を目指します。