この日は、トップタイムをマークしたマーベリック・ビニャーレス(アプリリア)から1秒差に16台という相変わらずの接戦となり、Honda勢はポル・エスパルガロ(Repsol Honda Team)が1分33秒019で6番手。テストライダーで今季4戦目の出場となるステファン・ブラドル(Repsol Honda Team)が8番手、マルク・マルケス(Repsol Honda Team)が9番手と3選手がトップ10で初日を終えました。
Honda勢トップのポル・エスパルガロは、前戦アラゴンGPでは、新しいシャシーを投入しましたが思うような結果を残せませんでした。2連戦となった今大会はドライコンディションで走れた時間は短いものでしたが、フロントにソフト、リアにミディアムを装着し、着実にタイムを短縮。1分33秒台で連続ラップを刻むなど、まずまずのスタートとなりました。
テストライダーのステファン・ブラドルは、ミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリで事前テストを行っており、走り出しから好調でレギュラーライダー組に混じってトップ10入りをする好走。前後ミディアムで1分33秒台で連続ラップを刻みました。
2戦連続今季3回目の表彰台を目指すマルク・マルケスは、フロントにソフト、リアにミディアムを装着、1分33秒台で連続ラップをこなしました。FP2のウエットコンディションでは前後にソフトレインを入れてトップのヨハン・ザルコ(ドゥカティ)から0.824秒差の5番手。1分42秒台で連続ラップを刻み、ドライ、ウエットともに着実にセットアップを進めました。
13番手につけた中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は、FP1ではフロントにソフト、リアにミディアムを入れて1分34秒台。ウエットコンディションでは、前後ソフトレインを入れて走行しましたが、思うようにペースを上げられず、ウエットで課題を残しました。
チームメートのアレックス・マルケス(LCR Honda CASTROL)は、FP1では18番手でしたが、ウエットコンディションとなったFP2では10番手へとポジションを上げました。ウエットコンディションでは連続ラップも1分44秒台から43秒台へと着実にペースを上げることができました。今大会も接戦になっていることから課題はドライコンディションで新品タイヤのパフォーマンスをどれだけ引き出せるかにかかっています。