PPから好スタートを切ったポル・エスパルガロは、4周目までレースをリードします。5周目にはファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)に首位をゆずり2番手へ。6周目にはアプリリアに乗る兄のアレイシ・エスパルガロに抜かれて3番手へと後退します。その後も、アレックス・リンス(スズキ)、ジャック・ミラー(ドゥカティ)にかわされて5番手となりますが、後続へのリードをしっかりキープして、Repsol Honda Teamに移籍してベストリザルトとなる5位でフィニッシュしました。
首位を走りレースの主導権を握った前半は2分00秒台。後半は2分01秒台へとペースを落としましたが、予選では今季初PPを獲得し、決勝では今季ベストリザルトでフィニッシュするなど、成果ある大会となりました。次戦はアラゴンGPはホームGP。今大会の勢いをキープして挑みます。
予選5番手から決勝に挑んだマルク・マルケス(Repsol Honda Team)は、オープニングラップに他者と接触して転倒、再スタートを試みましたがリタイアに終わりました。今大会は初日から好調な走りを見せました。しかし、金曜日の転倒で目の中に土が入り、病院で処置を受けるなど完ぺきな状態ではありませんでした。復調を感じる大会だっただけに残念な結果ですが、次戦アラゴンGPはマルク・マルケスにとってホームGP。チームメートのポル・エスパルガロとともに好レースを見せる意気込みです。
予選17番手から決勝に挑んだアレックス・マルケス(LCR Honda CASTROL)が8位でフィニッシュしました。後方グリッドから好スタートを切ったアレックス・マルケスは、オープニングラップに11番手につけると、その後も次々と前者をパスして後半には7番手まで浮上します。終盤はブラッド・ビンダー(KTM)、イケル・レクオナ(KTM)、ホアン・ミル(スズキ)とし烈なバトルになり8位でチェッカーを受けました。これで後半戦に入って3戦連続シングルフィニッシュを果たし登り調子をアピールしました。
レースウイークを通じてリアタイヤのパフォーマンスに苦しんだ中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は13位でした。今大会は、フリー走行、予選と苦戦が続き15番グリッドからの決勝となりました。そして決勝では、好スタートから序盤は9番手までポジションを上げますが、後半に入ってリアタイヤの消耗に苦しみ、最終的に13位でチェッカーを受けました。