セッション終盤には3番手に浮上して今季初のフロントロー獲得が期待されましたが、最後のアタックでフランチェスコ・バニャイア(ドゥカティ)に0.198秒差で逆転され、惜しくも4番手でした。
8戦を終えて中上の今季ベストリザルトは第4戦スペインGPの4位。このときは5番グリッドから表彰台争いに加わり、3位までわずか0.7秒差というレースでした。今大会は4番グリッドからスタートするだけに、キャリア初の表彰台獲得が期待されます。
初日2番手と今季最も好調なスタートを切ったポル・エスパルガロ(Repsol Honda Team)は、FP3でもタイムを更新し総合3番手でQ2進出を果たしました。そして迎えたQ2では、2度のアタックを敢行しますが、フロントにソフトコンパウンドのタイヤを選択したことで思うようなラップを刻めませんでした。フリー走行でマークした1分32秒641を更新できず、1分32秒830で11番手へと後退。しかし、原因がはっきりしているだけに、決勝日のウォームアップで最後の調整に挑み、今季ベストリザルト獲得に挑みます。
初日のフリー走行で16番手のアレックス・マルケス(LCR Honda CASTROL)は、FP3で15番手へとポジションを一つ上げましたが、Q1からの予選となり16番グリッドとなりました。全体的な仕上がりは悪くありませんが、今大会は一周のアタックで新品タイヤのパフォーマンスを引き出せませんでした。2戦連続でQ2進出は果たせませんでしたが、決勝では追い上げのレースに挑みます。
初日のフリー走行で大きな転倒を喫したマルク・マルケス(Repsol Honda Team)は、その影響でリズムに乗れず、初日6番手から15番手へとポジションを落としました。そのためQ1からの予選となり、Q1では徐々にリズムを取り戻しましたが、2回目のアタックで転倒を喫し20番グリッドとなりました。前戦ドイツGPで今季初優勝を達成し、2戦連続の優勝、そして表彰台が期待されたマルク・マルケスですが、厳しいグリッドから追い上げのレースに挑みます。