不安定な天候の中で、ポル・エスパルガロが2番手、マルク・マルケスが6番手と好調なスタート
オランダGPのフリー走行は、ドライコンディションとなったFP1で2番手につけたポル・エスパルガロ(Repsol Honda Team)が、総合2位で初日を終えました。FP2はセッション終盤に雨が降りウエットコンディションへ。多くの選手がタイムを更新するチャンスを逃しました。ポル・エスパルガロも、左ヘアピンの5コーナーの立ち上がりで転倒を喫しましたが、FP1のベストタイムで総合2番手。今季ベストリザルトで初日を終えました。2日目のFP3ではダイレクトでQ2進出を目指し、予選では前戦ドイツGPの8番手をしのぐ今季ベストグリッドを目指します。
前戦ドイツGPで今季初優勝を達成したマルク・マルケス(Repsol Honda Team)は、FP1はフロントにソフト、リアにミディアムを装着してロングランを行い9番手。FP2は前後にミディアムを装着しセッション開始早々からペースを上げ、4周目に1分33秒560の好タイムをマークしました。5周目はさらにペースを上げてタイムを更新する走りでしたが、13コーナーでハイサイドを喫し、転倒しました。その後、雨が降り始めたことで走行できず、総合6番手で初日を終えました。
FP1で8番手とまずまずのスタートを切った中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は、不安定なコンディションとなったFP2でタイムを更新できず、11番手へとポジションを落としました。FP3ではダイレクトでのQ2進出を果たし、予選でさらに上位を目指します。
チームメートのアレックス・マルケス(LCR Honda CASTROL)は、FP1は18番手、FP2ではタイムを更新して総合16番手へとポジションを上げました。このセッションでは、終盤の雨でタイム更新のチャンスを逃しましたが、ウエットコンディションでも快調にラップを刻みました。前戦ドイツGPでは今季初めてHonda勢全員がQ2進出を果たしています。今大会も2チーム4選手がダイレクトでのQ2進出に挑みます。