先週のカタールGPでは、初日18番手に終わり、Q2進出を難しいものにしました。その苦い経験を活かし、今大会はしっかりとFP2でタイムをマーク。先週のカタールGPの予選で出した自己ベストを更新する1分53秒914で10番手につけました。このまま順当に行けば、土曜日の予選はダイレクトでQ2進出を果たすことになります。
カタールGPから2週連続の開催となったドーハGPは、カタールGP同様、金曜日のFP1と土曜日のFP3が日中に行われ、金曜日のFP2だけがナイトセッションで行われます。気温が低くもっともタイムが出やすいことから、初日のFP2が重要なセッションになります。
その厳しい条件の中で、中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)はFP2のセッション中盤に5番手までポジションを上げ、セッション終盤にはブラドルと同様、カタールGPの自己ベストを更新する走りをみせましたが、7コーナーで転倒を喫し15番手へダウン。Q1からのQ2進出、好グリッド獲得を目指します。
チームメートのアレックス・マルケス(LCR Honda CASTROL)は、区間ごとでは自己ベストを刻みますが、一周をうまくまとめることができず16番手。チーム加入後2戦目となるポル・エスパルガロ(Repsol Honda Team)も、アタックがうまく決まらず17番手と苦戦しました。土曜日のFP3でダイレクトにQ2進出を目指すのは現実的ではなく、ともにQ1からQ2を目指すことになります。