Qualifying
MotoGP 2021
Round 1

中上貴晶11番手、Repsol Honda Teamで初レースとなるポル・エスパルガロは12番グリッドから決勝に挑む

qa Losail International Circuit

2021年の開幕戦カタールGPは、26日、フリー走行と予選が行われ、初日14番手だった中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)が11番グリッドを獲得しました。前日の最高気温は36℃でしたが、この日は、さらに気温が上昇して39℃を記録。2日連続で厳しい暑さとなりました。

中上貴晶11番手、Repsol Honda Teamで初レースとなるポル・エスパルガロは12番グリッドから決勝に挑む

そのため、前日のナイトセッションで行われたFP2のタイムを更新するのは不可能な状態となり、フリー走行の総合順位が確定。中上はQ1から予選に挑みました。Q1をトップタイムで通過するも、トップ10入りを目指したQ2ではQ1の自己ベストにわずかに届かず、11番手となりましたが、決勝を想定したFP4では、1分55秒台で連続ラップをこなしているだけに追い上げのレースが期待されます。Moto2時代には2度の表彰台を獲得している得意のサーキット。初表彰台獲得も期待されます。

Repsol Honda Teamに加入して初の大会を迎えるポル・エスパルガロは、初日10番手からさらに上位を目指しましたが、気温と路面温度が高かったFP3、FP4では思うような走りが出来ず苦戦。ナイトセッションで行われたQ2では、この日の課題になったブレーキングの安定性が改善されましたが、12番グリッドに終わりました。ポル・エスパルガロにとっては、納得のいくポジションとタイムではありませんが、決勝に向けてセットアップの方向性がクリアになっているだけに、決勝の走りに注目です。

初日のフリー走行で12番手だったアレックス・マルケス(LCR Honda CASTROL)は、Q1で6番手に終わり16番グリッドが確定しました。しかし、決勝に向けて手応えのある一日となりました。気温も路面温度も高い中で、タイヤのパフォーマンスをうまく引き出してFP3では12番手。FP4でも安定した連続ラップをこなして12番手でした。昨年はレース後半に強みを見せて2度の表彰台獲得を果たしており、今大会も追い上げのレースに期待されます。

マルク・マルケスの代役として出場のステファン・ブラドル(Repsol Honda Team)は、17番グリッドから決勝に挑みます。初日のフリー走行では18番手でしたが、気温も路面温度も高かったFP3では9番手、FP4では8番手と、決勝に向けて期待を膨らませる走りを見せています。昨年はマルケスの代役として12戦に出場しています。今大会は、昨年の最終戦ポルトガルGPの7位以上が期待されます。



Takaaki Nakagami
Takaaki Nakagami 30
IDEMITSU Honda LCR
昨日から大きく前進することができたので、とてもうれしいです。Q1は厳しい戦いでしたが、ベストを尽くしました。最後の最後に1分53秒5を出すことができました。これは自己ベストなのでとてもポジティブです。昨日からうまくマシンの調整を進めることができました。マシンのフィーリングはFP4の連続ラップがよかったです。これは一番重要なことです。とてもうれしいですし、明日に向けて自信になりました。決勝では最後までベストを尽くします。1分54秒台をキープできたら、すばらしい結果を出せるチャンスがあると思います。いいスタートを切って、ミスしないことを願っています

Pol Espargaro
Pol Espargaro 44
Repsol Honda Team
最後はいいフィーリングがありましたが、それまではずっと解決策を探していました。自分にとっては新しいマシンなので、こういうときもあります。FP4はあまりうまくいきませんでした。今日はマシンの減速に取り組みました。気持ちをリセットして、なにが起きてもしっかりとレースに挑みます。いい走りができると思います。ウォームアップではいい仕事をしなければなりませんが、いいレースになりそうな気がします。ベストを尽くします

Alex Marquez
Alex Marquez 73
LCR Honda CASTROL
全体的にとてもポジティブでした。難しいテストをこなし、自信がつきました。FP4ではいい仕事をしたと思います。そして予選はすべてをうまくまとめて、カタールの自己ベストタイムを出すことができました。初めての1分53秒台です。でもこれだけでは、まだまだ十分ではありませんでした。たくさんのライダーがタイムアタックに挑みました。一発のタイムをうまく出せないのが昨年の僕たちの弱点のひとつでしたが、今回も同じでした。でも全体的には明日のレースへ向けて満足しています。明日のコンディションは少し難しそうですが、うまく合わせていきたいです

Stefan Bradl 6
Repsol Honda Team
今日は忙しい一日になりましたが、前進することができました。FP3とFP4ではかなりいいフィーリングがありました。予選の結果よりもいいレースペースがあります。新品のタイヤではもっといいパフォーマンスができると思います。ウォームアップでも引き続き前進して、レースではできる限りポジションを上げられるように戦いたいです。シーズンはまだ始まったばかりです

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