オープニングラップはグリッドと同じ12番手。しかし、大きなグループが形成され、なかなかポジションを上げていくことができませんでした。その後、後半になり、ばらけた展開になってからは自分のペースをつかみ、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)、ミゲル・オリベイラ(KTM)、ホルヘ・マルティン(KTM)、ジャック・ミラー(ドゥカティ)を次々にパスして8位でフィニッシュしました。初レースを終えて、RC213Vの攻略で大きく前進したと語るポル・エスパルガロ。連戦となる第2戦ドーハGPではトップグループでの戦いを目指します。
右腕上腕を骨折し、現在治療とリハビリ、そして復帰に向けてトレーニングを続けているマルク・マルケス(Repsol Honda Team)の代役として出場したステファン・ブラドルが11位でチェッカーを受けました。予選17番手からオープニングラップに13番手へとポジションを上げ、最終的に11位でフィニッシュしました。RC213Vの開発を担当するブラドル。厳しいレースでしたが今大会もしっかり走り抜き、多くのデータを収集することに成功しました。
Repsol Honda TeamからLCR Honda CASTROLに移籍して最初のレースとなったアレックス・マルケスは、予選16番手から大混戦の大集団の中で14番手までポジションを上げますが14周目に転倒しリタイアに終わりました。チームメートで11番グリッドから決勝に挑んだ中上貴晶(LCR Honda idemitsu)も混戦の中で自分のリズムをつかめず7周目に痛恨の転倒を喫しました。しかし、アレックス・マルケス、中上ともに、昨年は2週連続のレースで強さを見せているだけに、連戦となる第2戦ドーハGPの巻き返しに期待されます。