アレックス・マルケス13位でポイント獲得。中上貴晶転倒リタイア。ポル・エスパルガロは転倒の影響で決勝をキャンセル
シーズン最終戦となった第18戦バレンシアGPは、予選19番手から決勝に挑んだアレックス・マルケス(LCR Honda CASTROL)が13位でフィニッシュ、予選9番手から好スタートを切った中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は、5周目に転倒し、リタイアとなりました。
前戦アルガルベGPでベストグリッドの8番手から今季ベストの4位でフィニッシュしたアレックス・マルケスは、その勢いで今大会は今季初表彰台を狙う意気込みでした。しかし、予選のミスが影響して19番手という厳しいグリッドからのスタートとなり、決勝では、アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ヤマハ)、ミゲル・オリベイラ(KTM)、イケル・レクオナ(KTM)らとグループを形成し、ドヴィツィオーゾに続いて13位でフィニッシュしました。パッシングポイントの少ないサーキット。予選結果が決勝に大きく影響するレースとなりました。
チームメートの中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は、3列目9番手からまずまずのスタートを切り、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)に続いて11番手を走行しました。そして5周目の6コーナーのブレーキングでフロントから転倒、再スタートしようとしましたがエンジンが掛からずリタイアとなりました。シーズン最終戦でベストリザルト獲得を目指していましたが、悔しい結果になりました。
Repsol Honda Teamのポル・エスパルガロは、前日のフリー走行の転倒の影響でウォームアップ、そして決勝をキャンセルしました。今大会は初日2番手と好調なスタートを切りましたが、FP3では左高速の13コーナーで激しく転倒し、ろっ骨などを痛めました。決勝日の朝を迎え、痛みがひどく決勝出場は無理と判断しました。チームメートのマルク・マルケス(Repsol Honda Team)も大会開幕前のオフロードトレーニングでケガをして今大会を欠場しており、Repsol Honda Teamは今大会、両選手ともに欠場となりました。