Practice
MotoGP 2021
Round 18

ポル・エスパルガロが2番手発進。中上貴晶も6番手と好調な初日に

es Circuit Ricardo Tormo

今シーズンの最終戦は、ポルトガルでのアルガルベGPから2週連続開催となった第18戦バレンシアGP。初日のフリー走行は、不安定な天候によって、FP1はウエット、FP2はドライコンディションとなりましたが、ポル・エスパルガロ(Repsol Honda Team)が2番手と好調なスタートを切りました。

ポル・エスパルガロが2番手発進。中上貴晶も6番手と好調な初日に

ウエットコンディションとなったFP1は19ラップを走行して9番手。ポル・エスパルガロは前後ソフトレインタイヤを装着し、2回目のコースインでは13ラップの連続周回をこなし、ウエットコンディションのデータを収集しました。ドライコンディションになったFP2では、前後ミディアムタイヤで走行を開始、セッション後半はリアにソフトを入れて1分32秒台から31秒台で連続ラップを行いました。

そして、3回目のコースインではリアに新品を入れて1分30秒939をマーク。さらにタイムを短縮しようとプッシュしましたが、6コーナーで転倒を喫したことで2番手でした。惜しくもトップタイムはマークできませんでしたが、土曜日の予選では今季2回目のポールポジション獲得に挑みます。

ポル・エスパルガロは、2018年のバレンシアGPで3位表彰台を獲得。昨年の2連戦では連続3位表彰台を獲得しています。今大会は今季2回目の表彰台獲得と初優勝が期待されます。

2週連続の開催となった昨年、2週連続でフロントロー3番手を獲得し、決勝で4位&転倒リタイアに終わっている中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)が6番手とまずまずのスタートを切りました。ウエットになったFP1では19ラップをこなして10番手。今季、ウエットコンディションで苦戦してきた中上ですが、最終戦で一歩前進を見せました。そして、ドライコンディションになったFP2では、前後ミディアムで走行を開始し、1分32秒台でラップを刻むと、セッション終盤にはリアにソフトを装着し、1分31秒427をマークしました。2日目は、FP3でダイレクトでのQ2進出を目指し、予選では昨年に続きバレンシアでは3大会連続となるフロントロー獲得に挑みます。

前戦アルガルベGPで、今季ベストの4位でフィニッシュしたアレックス・マルケス(LCR Honda CASTROL)は、初日14番手でした。ウエットコンディションとなったFP1では、ソフトレインを装着。1分43秒から42秒台をマークして16番手となると、ドライコンディションのFP2では前後ミディアムを装着して1分32秒台で周回を重ねます。セッション終盤にフロントにミディアム、リアにソフトを装着してアタックに挑みましたが、1分31秒852で14番手でした。セッションを通じて7~8番手につけたアレックス・マルケスですが、トラックリミット違反でベストタイムがキャンセルされたことでポジションを落としました。前戦アルガルベGPでは自己ベストグリッドとなる8番手からスタートしたことが好走につながりました。今大会も予選で上位を狙います。


Pol Espargaro
Pol Espargaro 44
Repsol Honda Team
今日はウエットコンディションで始まりましたが、いい一日になりました。こういうコンディションでは慎重に走行しなければ、最初のセッションでレースウイークが終わってしまうので、リラックスして過ごしました。午後のFP2はミディアムのユーズドタイヤでいい走りができました。小さな転倒がありましたが、いいセッションでした。かなりプッシュしました。雨が降った後なので、ベストな路面コンディションではなく、転倒するかもしれないと思いました。予選に向けてレベルを上げるためにも今夜仕事をしなければなりません。全体的には今日はいいスタートを着ることができました。スタンドにいるスペインのファンが応援したくなるような走りをしたいです

Takaaki Nakagami
Takaaki Nakagami 30
IDEMITSU Honda LCR
今日は、FP1とFP2の両セッションでいい走りができました。FP1はウエット、FP2はドライという異なるコンディションでしたが、どちらのセッションでもトップ10に入ることができました。特にFP2ではかなり安定したラップタイムとペースを刻むことができました。とても満足していますが、ブレーキングの安定性を改善しなければなりません。それが唯一の課題です。明日の午前中のセッションと予選がとても楽しみです。目標は予選で1列目か2列目を獲得することです

Alex Marquez
Alex Marquez 73
LCR Honda CASTROL
今朝、激しい雨になり、すべてのチームが驚きました。しかし、午後と明日はドライになることが分かっていたので、あまりリスクを負わないようにしました。リラックスして、ウエットコンディションでいくつか予定していたメニューをこなしました。午後のドライコンデイションでは最初からとてもいいフィーリングがありました。新しいことをいくつかトライしましたが、うまく機能し、常にトップ7か8に入ることができました。残念ながら最後のタイムアタックではトラックリミット違反でキャンセルになり、8番手か9番手タイムが消えてしまいました。いいリズムとペースがあったので、明日はいくつか細かい部分を調整します。そして、集中して取り組みたいです


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