ウエットコンディションとなったFP1は19ラップを走行して9番手。ポル・エスパルガロは前後ソフトレインタイヤを装着し、2回目のコースインでは13ラップの連続周回をこなし、ウエットコンディションのデータを収集しました。ドライコンディションになったFP2では、前後ミディアムタイヤで走行を開始、セッション後半はリアにソフトを入れて1分32秒台から31秒台で連続ラップを行いました。
そして、3回目のコースインではリアに新品を入れて1分30秒939をマーク。さらにタイムを短縮しようとプッシュしましたが、6コーナーで転倒を喫したことで2番手でした。惜しくもトップタイムはマークできませんでしたが、土曜日の予選では今季2回目のポールポジション獲得に挑みます。
ポル・エスパルガロは、2018年のバレンシアGPで3位表彰台を獲得。昨年の2連戦では連続3位表彰台を獲得しています。今大会は今季2回目の表彰台獲得と初優勝が期待されます。
2週連続の開催となった昨年、2週連続でフロントロー3番手を獲得し、決勝で4位&転倒リタイアに終わっている中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)が6番手とまずまずのスタートを切りました。ウエットになったFP1では19ラップをこなして10番手。今季、ウエットコンディションで苦戦してきた中上ですが、最終戦で一歩前進を見せました。そして、ドライコンディションになったFP2では、前後ミディアムで走行を開始し、1分32秒台でラップを刻むと、セッション終盤にはリアにソフトを装着し、1分31秒427をマークしました。2日目は、FP3でダイレクトでのQ2進出を目指し、予選では昨年に続きバレンシアでは3大会連続となるフロントロー獲得に挑みます。
前戦アルガルベGPで、今季ベストの4位でフィニッシュしたアレックス・マルケス(LCR Honda CASTROL)は、初日14番手でした。ウエットコンディションとなったFP1では、ソフトレインを装着。1分43秒から42秒台をマークして16番手となると、ドライコンディションのFP2では前後ミディアムを装着して1分32秒台で周回を重ねます。セッション終盤にフロントにミディアム、リアにソフトを装着してアタックに挑みましたが、1分31秒852で14番手でした。セッションを通じて7~8番手につけたアレックス・マルケスですが、トラックリミット違反でベストタイムがキャンセルされたことでポジションを落としました。前戦アルガルベGPでは自己ベストグリッドとなる8番手からスタートしたことが好走につながりました。今大会も予選で上位を狙います。