FP1で7番手につけたポル・エスパルガロは、気温も路面温度もやや上昇して、気温20℃、路面温度28℃の中で行われたFP2では、約1秒タイムを短縮して5番手に浮上しました。連続ラップでも1分41秒から40秒台へと確実にペースを上げて、終盤のアタックでは1分39秒792をマーク。トップタイムをマークしたファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)と0.402秒差の5番手でした。今大会もトップから1秒差に15台という接戦となりましたが、2日目のFP3ではダイレクトでQ2進出を目指し、今季2回目のフロントローとPPを狙います。
アレックス・マルケスが好調なスタートを切りました。FP1は11番手でしたが、FP2では連続ラップのアベレージを一気に上げ、セッション終盤には新品タイヤで1分40秒042をマーク、7番手へとポジションを上げました。今シーズンは、新品タイヤのパフォーマンスをうまく発揮できず、予選結果が悪いため決勝レースを厳しいものにしてきましたが、今大会は新品タイヤでのアタックを成功させました。さらに1分40秒台で連続ラップをこなすなど、トップグループに負けず劣らずの好走でした。土曜日のFP3では今季2回目のQ2進出とベストグリッドを目指します。
チームメートの中上貴晶は、FP1は汚れた路面コンディションの中で慎重にタイムを短縮して12番手でしたが、FP2では9番手までポジションを上げました。中上は4月に同会場で行われたポルトガルGPでは、フリー走行の転倒による影響で21番手グリッドとなり、決勝では追い上げたものの10位がやっとでした。今大会は、その苦い経験から路面コンディションの回復に合わせ、着実にタイムを上げました。FP3ではトップ10をキープしてダイレクトにQ2進出を目指し、予選では今季初のフロントローを目標に上位を目指します。