Honda勢トップのアレックス・マルケスは、FP1は1分45秒011で15番手でしたが、コース上の雨量が少なくなったFP2では1分42秒879へと一気にタイムを上げました。セッション中はトップ10につけていましたが、最後のアタックでタイムを更新できず13番手へと後退しました。ウエットコンディションを得意とするアレックス・マルケスは、“フラッグ・トゥ・フラッグ”になった第5戦フランスGPでは今季ベストの5位でフィニッシュしています。思うようなパフォーマンスを発揮できませんでしたが、土曜日もウエットコンディションなら、さらにセットアップを進めていく意気込みです。
前戦アメリカズGPで今季2勝目を挙げたマルク・マルケスは、FP1では1分43秒791をマークして2番手と好調なスタートを切りましたが、路面の雨量が少なくなり、ライン上が徐々に乾いていったFP2では思うようにタイムを短縮できず、1分41秒883で14番手でした。土曜日、そして日曜日と天候は回復する見込みですが、土曜日のFP3ではダイレクトでのQ2進出を目指し、予選ではアメリカズGPに続き2戦連続のフロントロー獲得に挑みます。
チームメートのポル・エスパルガロ(Repsol Honda Team)は、FP1は1分45秒204で15番手、FP2では快調にタイムを短縮していたセッション中盤に転倒を喫しました。その後、2号車で走行を再開し、1分43秒470をマークして19番手でした。転倒がなければもっと上位を狙えた1日でしたが、土曜日のFP3では、初日の遅れを取り戻し、ダイレクトでのQ2進出を目指します。
中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は、FP1は1分46秒046で22番手、FP2は1分44秒075とタイムを短縮しましたが23番手と苦戦の1日となりました。今年はウエットコンディションで思うような走りができていませんが、土曜日もウエットコンディションならウエットの克服に挑み、ドライコンディションなら、前戦サンマリノGP後の公式テストで得たセットアップで挑みます。
Hondaの4選手は、ともにウエットコンディションに苦戦する1日となりましたが、1か月前の公式テストではドライコンディションで好結果を得ているだけに、土曜日、日曜日の巻き返しに挑みます。