ウエットコンディションで行われた昨年の大会でも予選18番手から2位でフィニッシュしているアレックス・マルケスは、今年は表彰台獲得は果たせませんでしたが、難しいコンディションの中で今季ベストリザルトを達成しました。
予選7番手から決勝に挑んだ中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)が、好スタートを切って序盤に4番手まで浮上。その後、”フラッグ・トゥ・フラッグ”でマシンチェンジしてから3番手へとポジションをあげますが、後半はややペースが上がらず、7位でチェッカーを受けました。前戦スペインGPの4位に続いて今大会もシングルフィニッシュを果たし、総合11位から9位へとランクを上げました。
予選8番手から決勝に挑んだポル・エスパルガロ(Repsol Honda Team)は、8位でフィニッシュしました。スタート直後の混戦の中でオープニングラップは11番手へとポジションを落としますが、”フラッグ・トゥ・フラッグ”でマシンをチェンジしたあとは徐々にポジションばん回しました。6周目に8番手、7周目に7番手へ。その後、追い上げてきたダニーロ・ペトルッチ(KTM)とフランチェスコ・バニャイア(ドゥカティ)にかわされますが、最終的に8位でチェッカーを受けました。
ケガから復帰3戦目を迎えるマルク・マルケス(Repsol Honda Team)は、オープニングラップ4番手に浮上し、”フラッグ・トゥ・フラッグ”のマシンチェンジで一気に首位に浮上しますが、8周目の最終コーナーで痛恨の転倒を喫しました。マルク・マルケスは、再スタートを切って、18番手から11番手までポジションをばん回しますが、18周目に再び転倒を喫し、リタイアとなりました。ケガから復帰後の初表彰台、初優勝が期待されましたが残念な結果に終わりました。