Race
MotoGP 2021
Round 8

マルク・マルケス今季初優勝。ドイツGPで11大会連続優勝を達成する

de Sachsenring

昨年7月のスペインGPで右腕上腕を骨折し、今年4月の第3戦ポルトガルGPで復帰を果たしたマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が、一昨年の最終戦バレンシアGP以来、2年ぶりの優勝を(通算57勝)達成しました。

マルク・マルケス今季初優勝。ドイツGPで11大会連続優勝を達成する

ケガから復帰して6戦目となる今大会の予選は今季ベストの5位。ドイツGPの10大会連続ポールポジション記録の更新は果たせませんでしたが、決勝はオープニングラップに首位へ浮上すると快調にラップを重ね、30周のレースで真っ先にチェッカーを受けました。

今大会は雲の多い一日となり、レース中盤に小雨が降りました。雨はすぐにあがりますが、この雨で全体的にペースが落ちます。しかし、マルク・マルケスはそれまでと同じペースでラップを刻み、2番手以下に2秒近いリードを築きました。後半は、ミゲル・オリベイラ(KTM)が唯一、マルク・マルケスとの差を縮ましたが、終盤ペースを上げたマルク・マルケスは、再び、オリベイラを引き離し、ケガから復帰6戦目にして優勝を達成しました。

コロナ禍で昨年は、7月にMotoGPクラスのシーズンがスタートしました。その最初のレースとなったスペインGP決勝でマルク・マルケスは転倒し、右腕上腕を骨折しました。以来、3度の手術を行い、約9か月間、治療とリハビリを続け、今年4月のポルトガルGPで復帰しました。しかし、これまでのレースは、右腕のパワー不足に苦しんできました。今大会も万全ではありませんが、得意とするザクセンリンクで本来の走りを取り戻しました。これでマルク・マルケスは、MotoGPクラスでは8大会連続、3クラスでは11大会連続(125cc、Moto2、MotoGP)で優勝を達成しました。

ポル・エスパルガロ(Repsol Honda Team)は予選8番手から10位でフィニッシュしました。オープニングラップはわずかにポジションを落とし10番手。2周目には11番手へとポジションを落としますが、それからはペースを取り戻し、ホアン・ミル、アレックス・リンスのスズキ勢とホルヘ・マルティン(ドゥカティ)と8番手争いのグループを形成します。後半は、リンスとマルティンに先行し、10位でチェッカーを受けました。

予選9番手から決勝に挑んだ中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は、朝のウォームアップでは3番手と好調でしたが、フロントにミディアム、リアにソフトと柔らかめのタイヤ選択をしたことで戦いを苦しくしました。中盤以降は思うようにペースがあがらず13位でした。チームメートのアレックス・マルケス(LCR Honda CASTROL)は、14番手争いを繰り広げていたダニーロ・ペトルッチ(KTM)と5周目の1コーナーで接触し、ともに転倒リタイアに終わりました。今大会は初めてダイレクトでQ2に進出し、タイヤのパフォーマンスを活かす走りで大きく前進しました。連戦となるオランダGPで今大会の雪辱に挑みます。


Marc Márquez
Marc Márquez 93
Repsol Honda Team
今回は自分のキャリアの中で最も重要で、最もたいへんな瞬間でした。今日はすばらしいチャンスがあると分かっていました。フィニッシュラインを通過したときは、とにかく、その瞬間を楽しみました。チーム全体で達成しました。感動しました。非常に難しい状況を彼らのおかげで乗り越えることができました。ひとりでここまで来ることは不可能なことです。多くの人々の支えが必要でした。いいチーム、医療チーム、理学療法士、そしてHondaです。Hondaは僕を本当にリスペクトしてくれました。アルベルト・プーチ、エミリオ・アルサモラ、そして僕の家族は本当によく僕をサポートしてくれました。今はこの週末を楽しみたいです。ずっとガソリンスタンドを探していましたが、ようやく見つけて燃料を満タンにしたような気分です。僕はもちろんのこと、Honda、エンジニア、チームのモチベーションはさらに上がっています。この先どうなるのか楽しみです。4、5周目で雨粒が見えたとき、「これは僕のレースだ」と思いました。この瞬間からプッシュし始めました。そのあと雨が強くなってくると、さらにプッシュしました。それからはオリベイラとのレースになりました。彼は一生懸命プッシュしていて、とても速かったです。いろいろな思い出、この1年間の僕の生活が頭によぎりました。集中力をキープするのがたいへんでしたが、達成することができました。これからもまた達成していきます

Pol Espargaro
Pol Espargaro 44
Repsol Honda Team
正直、今日はあまりうまく行きませんでした。いいスタートを切ることができず、とても苦戦しました。たくさんオーバーテイクされました。ここはオーバーテイクが難しいサーキットです。雨が降り始めたとき、たくさんのライダーが前にいて、彼らをパスできるほど十分な速さがありませんでした。素早くオーバーテイクできないと、このサーキットではこのようなことになります、思ったようなレースにすることができませんでした。でもマルクはやり遂げました。彼とRepsol Honda Teamの成し遂げたことを、とてもうれしく思います。マシンがこのサーキットでうまく機能していることを証明しています。レースウイークを通してマルクに近付いていたので、もっといい走りができたはずです。もっといい仕事をしてさらに前進するためにも、今日のレースは大きな刺激になりました

Takaaki Nakagami
Takaaki Nakagami 30
LCR Honda IDEMITSU
厳しいレースでした。3列目9番グリッドからのスタートで、いいスタートを切ることができませんでした。しかし、レース序盤はいいペースがあり、マシンの感触はよくて、何人かのライダーを抜いて、トップグループに追いつこうとがんばりました。しかし、8周目、9周目くらいからリアグリップが消耗してきたことを感じ、それ以降はマシンをコントロールするのがとても難しくなりました。残り10周ではラップタイムをキープするのことも難しくなりました。13位という結果には満足できません。でも気持ちを切り替え、次のアッセンンに集中したいです

Alex Márquez
Alex Márquez 73
LCR Honda CASTROL
今日は12番手からのスタートでした。ウォームアップではユーズドタイヤでとてもいい仕事ができたので、レースへ向けて準備は万端でした。しかし、スタートがうまく行かず、最初の2周はあまりいい走りができませんでした。集団の真ん中にいて、オーバーテイクしようとして、ほかのライダーと接触し転倒してしまいました。レースウイークを通して楽しくマシンに乗ることができていたし、ウォームアップも非常にうまくいっていたので、チームに申し訳なく思います。今日はトップ8に入れる可能性がかなりあると考えていたので残念です。でも僕たちのマシンが、こうしていい走りができるエリアやサーキットがあることを証明できたので、引き続き集中して前進していきたいです



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