20番グリッドから決勝に挑んだアレックス・マルケス(LCR Honda CASTROL)が11位。予選14番手の中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)が13位でフィニッシュしましたが、予選12番手のポル・エスパルガロ(Repsol Honda Team)は11番手を走行していた5周目の5コーナーで転倒、予選13番手のマルク・マルケス(Repsol Honda Team)は、7番手を走行していた8周目の10コーナーで転倒を喫し、ともにリタイアに終わりました。
Honda勢最上位でフィニッシュのアレックス・マルケスはオープニングラップに14番手へとポジションを上げ、前半は、フランコ・モルビデリ(ヤマハ)、チームメートの中上、エネア・バスティアニーニ(ドゥカティ)らとグループを形成しました。その後、中上はロングラップペナルティーで後方にポジションを落とし、モルビデリとバスティアニーニを追う展開となり、11位でフィニッシュしました。
14番グリッドからスタートした中上は、大混戦の中で前半は12番手を走行します。その後、混戦の中で1コーナーで止まりきれず、2コーナーにかけてショートカットをしたという判断が下され、ロングラップペナルティーが科せられます。そのロングラップペナルティーではトラックリミットの違反があったということで再度ロングラップペナルティーを科せられ、11周目に最下位にポジションを落とします。しかし、それから後半にかけて再びペースを上げて、ロレンソ・サバドーリ(アプリリア)、ホルヘ・マルティン(ドゥカティ)を抜いて13位でチェッカーを受けました。
エスパルガロは、序盤1分40秒台でラップを刻み、転倒した5周目はさらにペースを上げていました。今大会はフロントにハード、リアにミディアムを選択しましたが、思い通りの走行はできませんでした。
チームメートで、ケガから復帰5戦目を迎えるマルク・マルケスは、13番グリッドからスタートを決めてオープニングラップ9番手に浮上します。タイムも1分40秒台で走行し、転倒した7周目はセクター1とセクター3でそれまでのベストを刻んでいました。転倒はフロントからのスリップダウン。復調を感じさせる走りだっただけに残念な結果に終わりました。
Repsol Honda Teamにとっては、マルク・マルケス、エスパルガロともに転倒リタイアと厳しい結果に終わりましたが、月曜日のテストで復活に向けてマシンの調整を行います。