Practice
MotoGP 2021
Round 7

僅差となった初日でポル・エスパルガロが10番手につける

es-ct Circuit de Barcelona-Catalunya

第7戦カタルニアGPのフリー走行は、終日、青空が広がる絶好のコンディションの中で行われ、トップタイムをマークしたヨハン・ザルコ(ドゥカティ)から1秒差に16人という大接戦となりました。その厳しい戦いの中でホームGPに闘志を燃やすポル・エスパルガロ(Repsol Honda Team)がトップ10入りしました。

僅差となった初日でポル・エスパルガロが10番手につける

FP1はトップから0.373秒差の3番手と好調な出だしとなりました。FP2は1分39秒983と0.768秒タイムを短縮しましたが、10番手へと後退する厳しい戦いでした。明日のFP3ではトップ10をキープしてダイレクトでQ2進出を果たし、予選上位を目指します。そして、決勝では今季初の表彰台、さらには初優勝を目指します。

中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)が11番手。ポル・エスパルガロから0.049秒という僅差で続きました。この日の中上は、タイヤテストを中心にFP1、FP2ともに11番手でした。昨年の大会はタイヤに厳しいレースとなり、中上は5人によるし烈な3位争いに加わり7位でフィニッシュ。3位のアレックス・リンス(スズキ)から7位の中上までが1.7秒差という厳しい戦い。表彰台獲得まであと一歩でしたが、その戦いを教訓に、今年は好グリッド獲得を目指します。

復帰5戦目となるマルク・マルケス(Repsol Honda Team)は総合15番手でした。前戦イタリアGPで転倒リタイアに終わっているマルケスは、今大会は着実に前進する意気込みです。ドライコンディションではまだ5ラップ以上100%の走りができない状態と語ります。そのため、FP1では20ラップ、FP2では最多周回数となる21ラップを刻み、体力の回復に努めました。FP2では、フロントにミディアム、リアにソフトを入れてラップを重ね、セッション終盤には前後ミディアムを装着し、1分40秒台でラップを刻みました。

アレックス・マルケス(LCR Honda CASTROL)は、トップから1.455秒差の18番手でした。アレックス・マルケスは、ベストタイムこそ1分40秒690ですが、1分41秒台で連続ラップをこなしており、内容的には決して悪くありません。これまで同様、新品タイヤのパフォーマンスをうまく活かせないのが課題となっています。土曜日のFP3と予選では、その改善に取り組みます。

今年から10コーナーが改修され、4.627kmのコースは4.657kmとわずかに長くなりました。


Marc Marquez
Marc Marquez 93
Repsol Honda Team
今大会も金曜日は苦戦しましたが、FP2ではフィーリングが少しよくなりました。明日も一歩前進することが目標です。どこを改善できるのかを考えながら、さらに理解を深めるために着実に周回を重ねています。自分のポジションを調整しなければならないコーナーがいくつかありますが、復帰してからの数戦と比べると、体の調子はいいです。10コーナーはとてもよくなりました。ほかのコーナーと同じように自然になってきました。ここではレース終盤、オーバーテイクするチャンスがあると思います

Pol Espargaro
Pol Espargaro 44
Repsol Honda Team
正直、今日は不思議な一日でした。このサーキットは、気温が高くグリップが低くて、僕の好むコンディションではありません。そのため、通常あまり相性がよくないのですが、FP1でもFP2でもいいタイムがかなり楽に出せました。それほどプッシュしていませんでした。しかし、リアにソフトタイヤを入れて、みんなはさらにタイムを上げましたが、僕はそれができませんでした。今はこの部分に苦戦しているところです。これ以外はフィーリングはとてもいいですし、いいスタートを切ることができたと思います。新しくなった10コーナーはとてもいいと思います

Takaaki Nakagami
Takaaki Nakagami 30
IDEMITSU Honda LCR
今日は路面コンディションがかなり悪くて、午前中も午後もみんなグリップに苦しんでいました。僕たちはレースタイヤになるかもしれないミディアムコンパウンドに取り組みましたが、サイドグリップにかなり苦戦しました。これが唯一の問題だったのですが、決勝に向けて解消しなくてはいけない最大の課題になりました。フィーリングとマシンには満足しています。明日は路面コンディションがよくなることを願っています。そうすれば、ポテンシャルを発揮できると思います。今日はトップ10に入れず、11番手でしたが、タイムはとても接近しています。7番手から14番手までわずか0.1秒差しかありません。引き続きプッシュして、マシンを改善できるように一生懸命がんばります

Alex Marquez
Alex Marquez 73
LCR Honda CASTROL
まずはグランドスタンドにファンの姿を見ることができてうれしかったです。少しずつ日常が戻ってきていてうれしいです。しかし今日は難しい一日でした。リアグリップに苦しみました。グリップをつかみ、タイムを上げていくのがとても難しいです。特に新品タイヤではたいへんでした。明日はこの点を改善しなければなりません。解決策を見つけて再び速くなれることを願っています。これからチームと一緒に、いいポイントを見つけられるように一生懸命取り組み、明日は午前中から大きく前進したいです


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