マルケスがアッセンで復帰、レクオーナがミルの代役として出場

先週のドイツGPで負傷したマルケスは、第8戦オランダGPに復帰します。オランダGPの開催されるアッセンは、全長4.542kmのサーキットで、高速で流れるようなレイアウトが特徴です。そのため、毎年激しいバトルが繰り広げられます。

マルケスはこれまでアッセンでの最高峰クラスで2度優勝しており、表彰台を逃したのは2021年の1度だけです。マルケスとRepsol Honda Teamは、現実的な期待を持って今大会に挑み、マシンの改善に焦点を当てた週末にする予定です。

イケル・レクオーナは、Repsol Honda Teamから2度目の出場を果たします。イタリアGPのプラクティスで負傷したジョアン・ミルは、イギリスGPでの復帰を目指し、自宅での療養を続けています。レクオーナは、今年のスペインGPで、ケガのため欠場したマルク・マルケスの代役としてRepsol Honda Teamから出場を果たし、スプリントレースと決勝レースともに完走しました。スーパーバイク世界選手権(WorldSBK)にデビューした2022年には、オランダ大会で初表彰台を獲得しています。

・サーキット情報

アッセンは、ロードレース世界選手権がスタートした1949年から休むことなく開催されてきた唯一のサーキットです(2020年はコロナ禍の中でオランダGPは大会中止)。当初は公道コースでしたが、1955年にサーキットが完成。以来、何度も改修を受けてきました。コース幅は狭く、中高速コーナーが連続するレイアウトになっています。コースの多くの部分が観客席に囲まれており、毎年サーキットに観戦に訪れる10数万人の大観衆にすばらしい眺めを提供しています。オランダGPは、シーズンを通して最も伝統ある大会で、ライダーにも人気があり、サーキットはお祭り的な雰囲気に包まれます。1999年にはグランドスタンド、ピットビルなどが改修されました。2005年から06年にかけてコースが大幅に改修され、現在は4.542kmのコースになりました。