ファウスト・グレシーニ氏の逝去に際して
ロードレース世界選手権(MotoGP)で、ライダー、チームオーナーとして多大な功績を残したファウスト・グレシーニ氏が60歳で逝去されました。
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グレシーニ氏は、1983年にイタリアのイモラ・サーキットで125ccクラスにデビューしました。軽量級のスペシャリストとして、1985年と1987年にチャンピオンを獲得。1990年からライダーを引退する1994年までHondaマシンを駆り、3勝と2度のランキング2位を記録しました。
その後、Hondaのサテライトチーム「Gresini Honda」のオーナーとして、アレックス・バロス選手を擁して最高峰クラスに参戦。さらに体制を拡大して500ccクラスに加えて250ccクラスへ進出すると、2001年に故・加藤大治郎選手が250ccクラスのチャンピオンに輝きました。500ccクラスでも、2003年から2005年まで3年連続でGresini Hondaのライダーがランキング2位を獲得。2003年と2004年はセテ・ジベルノー選手、2005年はマルコ・メランドリ選手によるものでした。
Hondaのサテライトチーム時代には、多くの有望な若手ライダーが活躍。コーリン・エドワーズ、トニ・エリアス、アレックス・デ・アンジェリス、マルコ・シモンチェリ、青山博一、アルバロ・バウティスタといった素晴らしいライダーのキャリアを支えました。
近年では、Moto3クラスにNSF250RWで参戦して世界タイトルに挑み、2018年にはホルヘ・マルティン選手がチャンピオンとなり、ファビオ・ディ・ジャンアントニオ選手が総合2位という結果を残しました。
Honda・HRCは、グレシーニ氏のライダー、チームオーナーとしての功績を称えるとともに、パートナー、ときにはよきライバルとしての長年に渡る関係に感謝の念を捧げます。
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