今日は両ライダーにとって激しいバトルになりました。古里選手はトップ争いを繰り広げる走りを披露し、ブーシュリ選手はポイント獲得のために終始果敢に攻めました。トップグループのし烈な戦いは最終ラップまで続きました。古里選手はレースの大半をリードしていましたが、最終ラップで順位が入れ変わりました。最終コーナーでほかのライダーに接触された古里選手は、転倒を喫してしまいました。最終的には5位入賞を果たしましたが、彼の実力がもっと高いことを知っているので、この結果を残念に思います。ブーシュリ選手は終始ポイント獲得を狙えるポジションで走行し、彼にとって初のポイント獲得まであと一歩のところまで迫りましたが、最終的に17位でレースを終えました。両ライダーはともに調子がよかっただけに、この結果を受け入れるのは容易ではありません。しかし、私たちは彼らがもっと上を目指せるポテンシャルを持つライダーであることを知っています。ベストを尽くしたライダー、献身的なサポートをしてくれるチーム、そして私たちを信じてくださるスポンサーの皆さまに感謝いたします。

最終ラップでほかのライダーの不必要な動きによって不運に見舞われましたが、レースではこのようなことが時々起きてしまいます。いつ雨が降り出してもおかしくない状況でしたので、タイヤをいいコンディションでキープできるように、スタートからタイヤマネジメントに気をつかいました。レース中盤になると、ペースを上げてライバルたちとの差を少し広げましたが、それをキープするのは至難の業でした。そして最終ラップの最終コーナーで不運に見舞われてしまいました。幸いにも転倒によるケガはありませんでした。今は来週のレースに向けて集中しています。マレーシアで私たちが目指している勝利を達成したいと望んでいます。

ポイント圏内でほかのライダーと争っていた最終ラップでミスをおかしてしまい、17位でレースを終えたことが悔やまれます。今日の母国グランプリはファンの皆さんの前でいい結果をみせられる絶好の機会でした。私のライディングもマシンのパフォーマンスも、大きく向上していただけに残念です。私は正しい道を歩んでいて、このポジティブな勢いを維持し、ミスから学んで進歩し続ける必要があります。せっかくのポイント獲得を逃してしまったことをおわびします。友人、ファンの皆さま、チーム、そして私を応援してくださったすべての人に感謝します。私はこれからも懸命に戦い続けることを誓います。