接戦の中、デニス・フォッジャが7番手で決勝へ
Moto2クラス同様、Moto3クラスも、予選Q2に出場した18台のタイム差が、0.828秒という厳しい戦いとなりました。その中でHonda勢は、初日2番手のデニス・フォッジャ(Leopard Racing)が7番手、初日トップの鈴木竜生(Leopard Racing)が8番手でした。トップとフォッジャの差は0.377秒、鈴木竜生とは0.396秒という接戦でした。
19戦を終えて総合3位につけるフォッジャは、総合2位のセルジオ・ガルシア(GASGAS)と8点差、総合4位の佐々木歩夢(ハスクバーナ)には6点差という、厳しい戦いとなっています。すでにチャンピオンはイサン・グエバラ(GASGAS)に決まっていますが、総合2位を目指し全力を尽くします。
また、今季3回の表彰台に立っている鈴木竜生は、来季もLeopard Racingの参戦継続が決まっており、最終戦で今季初優勝を目指します。
以下、Honda勢は、リカルド・ロッシ(SIC58 Squadra Corse)が12番手、ロレンソォ・フロン(SIC58 Squadra Corse)が23番手、アンドレア・ミニョ(Rivacold Snipers Team)が24番手、スコット・オグデン(VisionTrack Racing Team)が27番手、アルベルト・スッラ(Rivacold Snipers Team)が28番手でした。
過去3戦、Q2進出を果たしている古里太陽(Honda Team Asia)は、今大会は29番手でした。古里は、バレンシア・サーキットを走ったのは1日だけ。今大会の金曜日、土曜日を含めて3日目でした。対して、バレンシア・サーキットは、FIM・CEVレプソル国際選手権(CEV)で経験しているライダーが多く、古里は厳しい戦いを強いられました。チームメートのマリオ・アジも30番手と厳しい順位ですが、決勝ではともに追い上げのレースに挑みます。