鈴木竜生が0.064秒差で惜しくも2位
Moto3クラスは、予選7番手から好スタートを切り、後半、追い上げてきた佐々木歩夢(ハスクバーナ)と一騎打ちになった鈴木竜生(Leopard Racing)がすばらしい接近戦を繰り広げ、わずかの差で2位でした。
鈴木は、レッドブル・リンクでは、これまで7位が最高位。決して得意とするサーキットではありませんが、フリー走行、予選ですばらしい走りを見せ、決勝でもそれを再現することになりました。次戦サンマリノGPは、鈴木が初優勝を達成したサーキット。登り調子で迎える今年は、2度目のサンマリノGP制覇と今季初優勝の期待が膨らみます。
前戦イギリスGPで今季2勝目を挙げたデニス・フォッジャ(Leopard Racing)は、中盤まではトップグループに加わりましたが、後半思うようにペースを上げられず12位でした。しかし、総合3位をキープ。ホームGPとなる次戦サンマリノGPでは、今季3勝目を目指します。
以下、ロレンソォ・フロン(SIC58 Squadra Corse)が16位、予選4番手から今季初表彰台が期待されたリカルド・ロッシ(SIC58 Squadra Corse)が19位、ルーキーのスコット・オグデン(VisionTrack Racing Team)が21位、アンドレア・ミニョ(Rivacold Snipers Team)が23位でした。
そのミニョに続いてマリオ・アジ(Honda Team Asia)が24位、最終ラップにアジと接触した古里太陽(Honda Team Asia)は25位でした。今大会は、前半まで大集団となったトップグループについていけず、ポイント圏内の戦いに入ることができませんでした。今大会の反省を活かし、次戦サンマリノGPではさらに上位を目指します。
以下、アルベルト・スッラ(Rivacold Snipers Team) 27位、ジョシュア・ワトレー(VisionTrack Racing Team)は29位。今大会もHonda勢はやや苦戦のレースとなりました。