Race
Moto3 2022
Round 8

鈴木竜生が3位で今季初表彰台

it Autodromo Internazionale del Mugello

大接戦となったMoto3クラスは、予選11番手からトップグループに加わった鈴木竜生(Leopard Racing)が3位でフィニッシュ。今季初表彰台を獲得しました。

鈴木竜生が3位で今季初表彰台

今大会は、序盤から大きなグループになりましたが、後半は7台に絞られました。その中で鈴木は何度も首位に立ちますが、トラックリミットでロングラップペナルティーを受け、レース後半にはグループ最下位の7番手へとポジションを落としました。しかし、ラスト2周で猛列に追い上げ、3位でチェッカーを受けました。トップグループは最終ラップの激しい攻防で7台から6台に絞られましたが、1位から6位までのタイム差が0.999秒という大接戦でした。

鈴木からわずか0.125秒差でフィニッシュのアンドレア・ミニョ(Rivacold Snipers Team)が4位。ホームGPで表彰台獲得は果たせませんでしたが、登り調子をアピールするレースでした。ホームGPを迎え、トップグループの中で積極的な走りを見せたリカルド・ロッシ(SIC58 Squadra Corse)が、6位でフィニッシュしました。

イタリアGP2連覇を目指したデニス・フォッジャ(Leopard Racing)は、予選3番手から首位に浮上し、中盤に独走状態に持ち込みましたが、レース折り返し点となる11周目に転倒を喫しリタイアに終わりました。この転倒で総合ランク3位から4位へとダウンしましたが、今大会の好走は、これからの巻き返しを期待させるものでした。

Honda Team Asiaのマリオ・アジが、予選24番手から今季ベストリザルトとなる13位でフィニッシュしました。アジは、朝のウォームアップで4番手と手応えある走りを見せ、決勝では好スタートを切ってセカンドグループに加わり、ルーキーとは思えない積極的な走りで注目を集めました。第2戦インドネシアGPでは、初フロントロー獲得の3番手から14位というレースでしたが、今大会は後方グリッドから追い上げて13位でフィニッシュ。大きな成長を感じさせるレースでした。

古里太陽(Honda Team Asia)は、22番グリッドから好スタートを切りましたが、3列前からスタートしたスコット・オグデン(VisionTrack Racing Team)がスタートに失敗しコース上にストップしたことで接触し、ほぼ最後尾にポジションを落としました。厳しいレースとなりましたが着実にポジションを上げると、後半は、デニス・オンジュ(KTM)、鳥羽海渡(KTM)、ハウメ・マシア(KTM)と15位争いのグループを形成しました。最終ラップにはグループトップを狙いましたが、コースアウトを喫し18位に終わりました。ポイント獲得は果たせませんでしたが、次戦につながるすばらしい内容でした。


Tatsuki Suzuki
Tatsuki Suzuki 24
Leopard Racing
ようやく表彰台を獲得することができました。チームとスポンサー、そして僕をサポートしてくれるすべての人に感謝しています。とてもうれしいです。レースでは強さを感じ、勝てると思いました。優勝はできませんでしたが今日の表彰台はとてもうれしいです

Mario Suryo Aji
Mario Suryo Aji 64
Honda Team Asia
タフなレースウイークとなりました。金曜と土曜は安定した走りができなかったので、決勝は、マシンのセットアップを大きく変えず、走ることに集中するように心がけました。結果は、セカンドグループに加わって13位。ポイントを獲得することができました。チームも今日の結果を喜んでくれました。次のバルセロナは大好きなサーキットなので楽しみです

Taiyo Furusato
Taiyo Furusato 72
Honda Team Asia
スタート直後、ストレートの真ん中で止まっているマシンが見えました。衝突を避けようとしましたが、接触してコースアウトしてしまいました。ほぼ最後尾からのレースとなりましたが、経験豊富なライダーたちと一緒に多くの周回を重ねることができたことでたくさんのことを学ぶことができました。接触したときにハンドルとステップを曲げてしまい苦しい走りになりましたが、自己ベストとほとんど変わらないラップタイムで走ることができました。次のバルセロナではポイント獲得を目指し全力を尽くします



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