母国GPでマリオ・アジがフロントロー獲得
マリオ・アジ(Honda Team Asia)が、デビュー2戦目にしてフロントロー3番手を獲得しました。今季Moto3クラスにデビューしたアジは、インドネシア出身のライダーで、今大会がホームGPとなります。開幕前にはジャカルタで開催されたイベントにMotoGPライダーたちと参加、地元ファンから大きな声援が送られましたが、見事、その期待に応えました。
ホームGPを迎えたアジですが、2021年に完成したばかりのマンダリカ・インターナショナル・ストリート・サーキットを走るのは今回が初めてでした。そのため初日は23番手とやや苦戦しましたが、ウエットコンディションで行われたFP3では一気に5番手に浮上。続くQ1では14台中2番手とすばらしい走りを見せ、さらに、初めて経験するQ2ではPP争いに加わり、3番手につけました。決勝では、地元ファンの大声援に応えて、上位を狙います。
以下、Honda勢は、開幕戦カタールGPで優勝したアンドレア・ミニョ(Rivacold Snipers Team)が、PPから0.362秒遅れの5番手。昨年総合2位のデニス・フォッジャ(Leopard Racing)が0.442秒差の6番手でした。フォッジャは、開幕戦カタールGPでは、予選中に走路妨害のペナルティーを科せられ、ほぼ最後尾からのスタートとなりましたが7位まで追い上げています。今大会は、今季初優勝に挑みます。
アルベルト・スッラ(Rivacold Snipers Team)が12番手、リカルド・ロッシ(SIC58 Squadra Corse)が15番手。イギリス人ルーキーのスコット・オグデン(VisionTrack Racing Team)が18番手。鈴木竜生(Leopard Racing)は20番手から追い上げのレースに挑みます。