フォッジャが14番グリッドから逆転優勝 ミサノでの2連勝を達成
Moto3クラスは、14番手スタートのデニス・フォッジャ(Leopard Racing)がすばらしい追い上げを見せて今季5勝目。第14戦サンマリノGPに続き、ミサノで2連勝を達成しました。
オープニングラップ16番手とトップグループから遅れたフォッジャですが、周回を重ねるごとにポジションを上げ、レース中盤の14周目にトップに浮上。それからは追撃するハウメ・マシア(KTM)の追撃を振り切り、真っ先にチェッカーを受けました。
これで、今大会3位になった総合首位のペドロ・アコスタ(KTM)との差は、30点差から21点差へ縮まりました。次戦アルガルベGP(ポルトガル)では、さらに点差を縮め、最終戦での決着に持ち込みたいところです。
16番グリッドからすばらしい追い上げを見せたダリン・ビンダー(Petronas Sprinta Racing)が4位でフィニッシュしました。レース中盤までは3位を走行しましたが、終盤、ややペースを落とし後続の集団にのまれる苦しい戦いとなり、4位でチェッカーを受けました。
予選15番グリッドから決勝に挑んだアンディ・ファリド・イズディハール(Honda Team Asia)が、4台で繰り広げられたし烈な13位争いの中で15位でフィニッシュ。ベストリザルト達成は果たせませんでしたが、今季4回目のポイント獲得となりました。中盤まではグループのトップに立つ快走を見せ、終盤の2戦の走りに期待されます。
ワイルドカードで出場のマリオ・アジ(Honda Team Asia)が、予選23番手から21位で完走しました。初めてグランプリに出場したアジにとって、金曜日と土曜日がウエット、日曜日がドライというのはとても厳しい条件でしたが、最後まで走り切ってチェッカーを受けました。
今季ベストの13番グリッドから決勝に挑んだ國井勇輝(Honda Team Asia)は、序盤は14番手前後を走行しましたが、その後は思うようにペースが上がらず、終盤残り3周のところで転倒しリタイアとなりました。