デニス・フォッジャが逆転タイトルへ向けホームのミサノに挑む
Moto3クラスは、ペドロ・アコスタ(KTM)が218点で総合首位、後半戦に入って調子を上げているデニス・フォッジャ(Leopard Racing)が188点で総合2位につけています。その差、30点。アコスタのタイトル王手で今大会を迎えますが、9月のサンマリノGPを制しているフォッジャがミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリで2連勝を目指し、逆転タイトル獲得に挑みます。
総合6位のダリン・ビンダー(Petronas Sprinta Racing)は、予選の速さをなかなか決勝の結果につなげられない苦しいレースを続けていますが、この数戦は優勝争いに加わり、シングルフィニッシュを続けています。今大会は、開幕戦カタールGP、第2戦ドーハGPに続き、今季3回目の表彰台獲得と今季初優勝に挑みます。
総合10位のアンドレア・ミニョ(Rivacold Snipers Team)は、9月に行われた第14戦サンマリノGPに続き、ミサノでの2大会連続表彰台と今季初優勝に挑みます。ホームGPに気合満点のフォッジャとミニョの走りに注目です。
以下、前戦アメリカズGPで3位に入り、今季初表彰台獲得のジョン・マクフィー(Petronas Sprinta Racing)が総合12位、ジェレミー・アルコバ(Indonesian Racing Gresini Moto3)が総合13位。総合14位の鈴木竜生(SIC58 Squadra Corse)はチームのホームGPに闘志を燃やしており、今季3回目のPPと今季初優勝、初表彰台に挑みます。
前戦アメリカズGPでポイントを獲得できなかった國井勇輝(Honda Team Asia)は、後半戦のスタートとなった第10戦スティリアGPでベストリザルト獲得の8位以上を目指します。チームメートのアンディ・ファリド・イズディハール(Honda Team Asia)も、第10戦オーストリアGP以来のポイント獲得に挑みます。
今大会はFIM CEV Moto3ジュニア世界選手権にAstra Honda Racing Teamから出場しているマリオ・アジがワイルドカードで出場します。Moto3ジュニア世界選手権ではPPを獲得するなど大きな成長を遂げており、世界の舞台でどんな走りをするのか注目されています。