Race
Moto3 2021
Round 15

デニス・フォッジャが2位表彰台で逆転タイトルに望みをつなぐ

us Circuit Of The Americas

Moto3クラスは、多重クラッシュなどで2度の赤旗中断となり、総合2位につけているるデニス・フォッジャ(Leopard Racing)がこのレースを2位でフィニッシュ、5戦連続9回目の表彰台を獲得しました。総合首位のペドロ・アコスタ(KTM)が多重クラッシュに巻き込まれ8位に終わったことで、42点差を30点差へと縮めました。シーズンは残り3戦。逆転チャンピオンの可能性も生まれてきました。

デニス・フォッジャが2位表彰台で逆転タイトルに望みをつなぐ

3位にはジョン・マクフィー(Petronas Sprinta Racing)で、予選10番手から今季初の表彰台獲得となる3位でフィニッシュしました。

以下、Honda勢は、今季7回目のフロントロー獲得の3番手から決勝に挑んだジェレミー・アルコバ(Indonesian Racing Gresini Moto3)が6位、6番グリッドの鈴木竜生(SIC58 Squadra Corse)が9位、予選8番手のアンドレア・ミニョ(Rivacold Snipers Team)が10位でした。

今大会は、7周目の11コーナーでフィリップ・サラク(KTM)が転倒したことで赤旗中断となり、レースは5周で再開されました。しかし、再開されたレースも、スタートから2周目に、デニス・オンジュ(KTM)と接触したアルコバが転倒、その転倒を避けきれず、ミニョ、アコスタ(KTM)が次々に転倒するという危険な多重クラッシュでした。転倒した3選手ともに幸いにも大きなケガはありませんでしたが、このレースはキャンセルとなり、最初の赤旗中断になるまでの順位で確定しました。

アンディ・ファリド・イズディハール(Honda Team Asia)は、着実にタイムを更新しましたが、決勝は24位、チームメートの國井勇輝(Honda Team Asia)は25位でした。


Dennis Foggia
Dennis Foggia 7
Leopard Racing
とてもうれしいです。難しいレースだったのでこの表彰台は大きな意味があります。レースウイーク中はいいフィーリングがあり、目標はできる限りポイントを獲得することでした。チームと家族、そしてスポンサーにとても感謝しています。次戦ミサノでも引き続きがんばります

John McPhee
John McPhee 17
Petronas Sprinta Racing
クレイジーなレースでした。みんなが無事であることを願っています。今日のパフォーマンスには非常に満足しています。今週末はあまり苦戦しませんでしたが、あまり強くないエリアもありました。でもレースでは思ったより力強い走りができました。マシンはとてもうまく機能していたのでチームに本当に感謝しています。深いブレーキングが可能で、コーナリングもよく、自分の走りができました。赤旗中断になったとき、トップ3にいたので、再スタートの時に最大限このポジションを活かそうと思いました。今シーズン初めての表彰台がシーズン終盤戦というのが信じられませんが、とてもうれしいです。優勝できたら最高でしたが、ルールはルールなので仕方がありません。今日は優勝できる速さがありました。これからも表彰台を獲得していきます

Andi Farid Izdihar
Andi Farid Izdihar 19
Honda Team Asia
初めて経験するCOTAでしたが、すべてのセッションで多くのことを学びました。コースのレイアウトはチャレンジングで、とても好きです。多くのライダーたちがバンピーな路面に苦労していましたが、自分の走りに集中しました。ドライコンディションで走れた金曜日のFP2からすべてのセッションで、0.5秒もしくは1秒以上のタイムを改善することができました。それについてはよかったと思います。レースでは、前を走るライダーを捕まえようとトライしましたが、リスクもありとても難しいものでした。次のミサノでは予選でいいグリッドを獲得したいです

Yuki Kunii
Yuki Kunii 92
Honda Team Asia
残念な結果に終わり、チームには申し訳ない気持ちでいっぱいです。今週は思うように走ることができず、後方グリッドからのレースになりました。レースではラップタイムを大幅に改善することができて、いいフィーリングと自信を少し取り戻せましたが、スタートでエンジンが止まり、ピットレーンからのスタートとなりました。そのため単独での走行となりました。次のミサノに向けて気持ちを切り替え集中します



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