デニス・フォッジャが2位表彰台で逆転タイトルに望みをつなぐ
Moto3クラスは、多重クラッシュなどで2度の赤旗中断となり、総合2位につけているるデニス・フォッジャ(Leopard Racing)がこのレースを2位でフィニッシュ、5戦連続9回目の表彰台を獲得しました。総合首位のペドロ・アコスタ(KTM)が多重クラッシュに巻き込まれ8位に終わったことで、42点差を30点差へと縮めました。シーズンは残り3戦。逆転チャンピオンの可能性も生まれてきました。
3位にはジョン・マクフィー(Petronas Sprinta Racing)で、予選10番手から今季初の表彰台獲得となる3位でフィニッシュしました。
以下、Honda勢は、今季7回目のフロントロー獲得の3番手から決勝に挑んだジェレミー・アルコバ(Indonesian Racing Gresini Moto3)が6位、6番グリッドの鈴木竜生(SIC58 Squadra Corse)が9位、予選8番手のアンドレア・ミニョ(Rivacold Snipers Team)が10位でした。
今大会は、7周目の11コーナーでフィリップ・サラク(KTM)が転倒したことで赤旗中断となり、レースは5周で再開されました。しかし、再開されたレースも、スタートから2周目に、デニス・オンジュ(KTM)と接触したアルコバが転倒、その転倒を避けきれず、ミニョ、アコスタ(KTM)が次々に転倒するという危険な多重クラッシュでした。転倒した3選手ともに幸いにも大きなケガはありませんでしたが、このレースはキャンセルとなり、最初の赤旗中断になるまでの順位で確定しました。
アンディ・ファリド・イズディハール(Honda Team Asia)は、着実にタイムを更新しましたが、決勝は24位、チームメートの國井勇輝(Honda Team Asia)は25位でした。