Preview
Moto3 2021
Round 11
前戦の難しいコンディションで苦戦したHonda勢、巻き返し図る
Red Bull Ring - Spielberg
スティリアGPで唯一ウエットコンディションで決勝レースが行われたMoto3クラスは、不安定なコンディションの中でタイヤ選択が勝敗に大きく影響しました。
その中でHonda Team Asiaの國井勇輝は、レインタイヤを選択してベストリザルトの8位でフィニッシュしました。フリー走行と予選は大接戦となり、22番グリッドからの決勝となりましたが、すばらしい追い上げを見せると山中琉聖(KTM)と最後まで7位争いのバトルを繰り広げました。
チームメートのアンディ・ファリド・イズディハール(Honda Team Asia)は、スリックタイヤを選択。路面が思うように乾かず、加えて路面温度が低かったことから苦戦。2度の転倒を喫しリタイアに終わりました。今大会はその雪辱に挑みます。
その他のHonda勢は、スリックタイヤを選択したダリン・ビンダー(Petronas Sprinta Racing)が、予選8番手から17番手までポジションを落としましたが、後半追い上げて、Honda勢ベストの6位でフィニッシュしました。
以下、國井8位、ジョン・マクフィー(Petronas Sprinta Racing)13位、鈴木竜生(SIC58 Squadra Corse)15位となりそれぞれポイントを獲得しました。不安定なコンディションとなったスティリアGPは、Honda勢にとっては厳しい結果となりましたが、連戦となるオーストリアGPでは、ばん回したいところです。