上り調子のデニス・フォッジャが今季3勝目を目指す
Moto3クラスは、前戦オランダGPで今季2勝目を挙げたデニス・フォッジャ(Leopard Racing)が、後半戦のスタートとなるスティリアGPで今季3勝目を目指します。ヨーロッパラウンドに入って調子を上げているフォッジャは、第3戦ポルトガルGPで2位、第6戦イタリアGPで今季初優勝、第8戦ドイツGPで3位、そしてオランダGPで2勝目を挙げて総合3位に浮上しました。後半戦は、トップとの差を縮める戦いとなります。
ダリン・ビンダー(Petronas Sprinta Racing)が、前半9戦を終えて、2回の表彰台を獲得して総合6位につけています。ヨーロッパラウンドに入ってからは、不運のレースも多くフラストレーションをためていますが、第6戦イタリアGP、第7戦カタルニアGPで連続5位、第9戦オランダGPでも優勝争いに加わって7位と調子を取り戻しています。2週連続の開催となるレッドブル・リンクで、今季3回目の表彰台と今季初優勝を目指します。
以下、Honda勢は総合8位にガブリエル・ロドリゴ(Indonesian Racing Gresini Moto3)、総合10位にアンドレア・ミニョ(Rivacold Snipers Team)、総合13位にジョン・マクフィー(Petronas Sprinta Racing)、総合14位に鈴木竜生(SIC58 Squadra Corse)と続いています。
Honda Team Asiaの國井勇輝は、シーズン前半戦を終えて総合26位。2年目となる今年は、第2戦ドーハGPで15位、第4戦スペインGPで14位と調子を上げてきましたが、第5戦フランスGPで左鎖骨を骨折し、フランスGP、続くイタリアGPを欠場しました。復帰戦となった第7戦カタルニアGPで今季ベストの12位になりましたが、第8戦ドイツGP、第9戦オランダGPの2連戦は結果を残すことができませんでした。後半戦のスタートとなるレッドブル・リンクでは、初のシングルフィニッシュ、初表彰台を目指します。
チームメートのアンディ・ファリド・イズディハール(Honda Team Asia)は前半戦を終えて総合28位につけています。前半戦は第5戦フランスGPで15位、第8戦ドイツGPで15位と2度ポイントを獲得しましたが、後半戦は國井とともにシングルフィニッシュ、初表彰台を目指します。