Practice
Moto3 2021
Round 9

鈴木竜生が首位発進。Honda NSF250RW勢がトップ4を独占

nl TT Circuit Assen

Moto3クラスは難しいセッションとなりました。FP1はドライコンディション、FP2はセッション終盤に小雨がぱらつく不安定な状況となりましたが、その中でHonda勢が好調な走りを見せ、鈴木竜生(SIC58 Squadra Corse)がトップタイムをマーク、2番手にダリン・ビンダー(Petronas Sprinta Racing)、3番手にデニス・フォッジャ(​Leopard Racing)、4番手にアンドレア・ミニョ(Rivacold Snipers Team)と上位を独占しました。

鈴木竜生が首位発進。Honda NSF250RW勢がトップ4を独占

トップタイムをマークした鈴木は、FP1は1セットのタイヤで走行して8番手でしたが、FP2は新品タイヤを入れてセッション序盤から積極的な走りを見せ、首位に浮上しました。セッション中盤に転倒しましたが、全体的には好調な一日でした。予選では2戦連続今季4回目のフロントローと今季3回目のポールポジション(PP)に挑みます。

ビンダーは、わずか0.089秒差で2番手。ヨーロッパラウンドに入ってから予選グリッドが悪いレースが多く、決勝のリザルトに影響しています。予選上位につけたレースは優勝争いに加わっているだけに、今大会は開幕戦カタールGP以来、今季2回目のPPとフロントロー獲得に挑みます。

フォッジャは、この数戦、好調な走りを見せています。第6戦イタリアGPでは今季初優勝を達成し、先週の第8戦ドイツGPでは3位と、今季3回目の表彰台に立ちました。ヨーロッパラウンドに入って調子を上げているだけに、今大会も優勝と表彰台獲得が期待されます。

4番手につけたミニョは、予選では今季3回目のPPと今季4回目のフロントローを狙います。今年は予選リザルトがよかったレースはすべて優勝争いに加わっています。第3戦ポルトガルGPでは3位表彰台獲得。第2戦ドーハGP、第4戦スペインGPでは4位、前戦ドイツGPでは5位でフィニッシュしています。対して、予選結果が悪かった開幕戦カタールGP、第6戦イタリアGP、第7戦カタルーニャGPはすべて転倒リタイアに終わっているだけに、明日の予選では上位を狙います。

Honda Team Asiaの國井勇輝は、高速セクションに苦戦して23番手、初めてアッセンを走るアンディ・ファリド・イズディハールもコース攻略に苦戦して27番手。Honda Team Asiaからワイルドカードで出場の松山拓磨は26番手でした。FP1はドライコンディションで走行できましたが、FP2は小雨がぱらつく難しいコンディション。セッション終盤は一時的に雨が強くなり、タイム更新のチャンスを逃しました。2日目のFP3ではタイム短縮とポジションアップに挑みます。


Tatsuki Suzuki
Tatsuki Suzuki 24
SIC58 Squadra Corse
FP2の転倒は余計でしたが、全体的にはよかったと思います。この数戦、FP1はタイヤを替えずに1セッションを通して走っています。そして、FP2は新品タイヤを入れて最初からタイムアタックしていきましたが、うまくいきました。転んだときは小雨が降っていましたが、路面に影響があるとは思いませんでした。その後、タイムを更新するライダーがほとんどいなかったし、転倒してもケガもなく、そういう意味ではラッキーでした。この調子で明日の予選、そして決勝と結果につなげたいです

Darryn Binder
Darryn Binder 40
Petronas Sprinta Racing
とてもいいスタートを切ることができました。このサーキットはとても楽しく走れるところです。昨年は開催されなかったので、ここに戻ってこられてとてもうれしいです。今日の仕事にはとても満足しています。FP2はコンディションが難しい状態でしたが、それでもいいラップにまとめることができました。明日がとても楽しみです。天気がどうなるか様子を見たいと思います。FP3がミックスしたコンディションになっても、少なくとも今日の両方のセッションでいい走りができているので、自信はあります

Dennis Foggia
Dennis Foggia 7
Leopard Racing
今日のパフォーマンスには満足しています。このマシンでこのサーキットを走るのは初めてでした。フィーリングはとてもよかったです。明日は直接Q2へ進めるようにがんばります。プッシュし続けます

Yuki Kunii
Yuki Kunii 92
Honda Team Asia
厳しいスタートになりました。ドイツに比べてフィーリングはよかったのですが、FP1からコースに上手く合わせることができず、特に高速コーナーがだめでした。FP2では、集団の中で走行しようと思いましたが、集団に加わるだけのペースもありませんでした。その後、雨が降ってきました。明日のFP3ではQ2へダイレクトで進めるようにトライします

Andi Farid Izdihar
Andi Farid Izdihar 19
Honda Team Asia
初めてアッセンを走りましたが、とても難しいコースでした。FP1、FP2ともに苦戦しました。少しずつ改善はできましたが十分ではありません。もっとサーキットを知り、理解する必要があります。セクター1は低速コーナーが続き、セクター2からセクター4までは高速コーナーが続きます。今日はセクター1がまったくだめでした。ほかのライダーについていこうとがんばりましたが、大きくタイムロスしています。明日はこの部分をなんとか攻略して挽回したいです

Takuma Matsuyama
Takuma Matsuyama 32
Honda Team Asia
再び、世界の最高のライダーたちと一緒に走ることができてとてもハッピーです。アッセンを走るのは初めてです。ラップタイムはよくはありませんが、フィーリングは悪くありませんでした。FP2は雨が降り始めたためにプッシュできませんでした。明日は今日よりいい走りができると思います



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