鈴木竜生がポールポジション獲得。Honda勢が4番手まで独占
Moto3クラスは、Honda勢が好調な走りをみせ、鈴木竜生(SIC58 Squadra Corse)がスペインGPで2年連続ポールポジション(PP)を獲得しました。
初日は、転倒の影響で15番手と出遅れましたが、FP3で10番手へとポジションを上げてQ2に進出すると、予選では1回目のアタックからライバルを圧倒しました。これで鈴木は昨年のスペインGP、アンダルシアGPに続き、ヘレスでは3戦連続PP獲得。19年の予選2番手を含め、ヘレスでは3年間で4戦連続フロントローを獲得しました。決勝では昨年のアンダルシアGPに続く、ヘレス2連勝の期待が寄せられます。
2番手にはジェレミー・アルコバ(Indonesian Racing Gresini Moto3)で今季2回目のフロントロースタートとなります。アルコバは開幕戦カタールGPで予選4番手を獲得も転倒、ドーハGPは予選3番手から転倒リタイア。第3戦ポルトガルGPは予選3番手もペナルティーで26番グリッドからの決勝になり14位でした。過去3戦、思うような結果を残せなかったアルコバですが、今大会は得意のヘレスで今季初表彰台に挑みます。
前戦ポルトガルGPでPPを獲得、決勝を3位でフィニッシュのアンドレア・ミニョ(Rivacold Snipers Team)が3番手に入り、2戦連続でフロントローを獲得しました。今季Hondaに乗り換えて調子を上げているミニョ。今大会は2戦連続表彰台とHondaでの初勝利が期待されます。
4番手にはガブリエル・ロドリゴ(Indonesian Racing Gresini Moto3)。今大会は初日にトップタイムをマークして好調な走りをみせており、2列目から今季初表彰台を目指します。6番手にはジョン・マクフィー(Petronas Sprinta Racing)。今季は3戦を終えてノーポイント。序盤の出遅れを取り戻す意気込みです。
7番手にはダリン・ビンダー(Petronas Sprinta Racing)。FP3で激しく転倒しましたが、予選ではしっかりリカバリーしました。決勝では今季3回目の表彰台と今季初優勝を目指します。
以下、12番手にフィリップ・サラク(Rivacold Snipers Team)。チャビエル・アルティガス(Leopard Racing)が17番手。今季初めてQ2進出を果たした國井勇輝(Honda Team Asia)が18番手。チームメートのアンディ・ファリド・イズディハール(Honda Team Asia)が20番手でした。國井とイズディハールは、今大会、好調な走りをみせていますが、予選ではともに力を存分に発揮できませでした。決勝では追い上げのレースに挑みます。