ロドリゴ、ミニョでHonda NSF250RW勢が1-2発進
朝方までの雨の影響でFP1が中途半端なコンディションとなったMoto3クラスは、事実上、FP2だけの走行で初日の順位が決まりました。そのため、接近戦が予想されたMoto3クラスもトップから1秒差に8台と、タイム差が開く初日となりました。
その中で初日トップタイムをマークしたのは、ガブリエル・ロドリゴ(Indonesian Racing Gresini Moto3)で、FP1をキャンセルしたロドリゴは、FP2でただ一人1分49秒台に入れる好走を見せ、今季初表彰台、そしてMoto3クラス初優勝に向けて好調なスタートを切りました。
2番手にはアンドレア・ミニョ(Rivacold Snipers Team)で、ハーフウエットのFP1で7周をこなし、セッション終盤に小雨が降って走行できなかったFP2では13ラップをこなして2番手につけました。前戦ドーハGPでは4位。調子を上げているだけに、今大会はHondaチーム移籍初表彰台初優勝に挑みます。
鈴木竜生(SIC58 Squadra Corse)がトップから0.885秒差の7番手で初日を終えました。今季は開幕前に新型コロナウイルスに感染し、公式テストに参加できないままカタールの開幕2戦を迎えました。しかし、8位、12位と着実にポイントを獲得。体調が完全に戻った今大会は、今季初表彰台と初優勝を目指します。昨年の大会は表彰台圏内につけたものの、終盤に転倒リタイア。その雪辱に挑みます。
9番手にはデニス・フォッジャ(Leopard Racing)。11番手にはカタールの開幕2戦で連続表彰台に立ち総合2位につけるダリン・ビンダー(Petronas Sprinta Racing)。14番手にはチームメートのジョン・マクフィー(Petronas Sprinta Racing)で、以下、ジェレミー・アルコバ(Indonesian Racing Gresini Moto3)が15番手、フィリップ・サラク(Rivacold Snipers Team)が16番手、Moto2クラスからMoto3クラスにスイッチして3戦目のアンディ・ファリド・イズディハール(Honda Team Asia)が17番手と続きました。イズディハールはダイレクトでのQ2進出を目指し、決勝ではポイント獲得に挑みます。
19番手にはハビエル・アーチガス(Leopard Racing)。前戦ドーハGPで初ポイント獲得となる15位フィニッシュの国井勇輝(Honda Team Asia)は、不安定なコンディションとなったFP1で10番手につけましたが、FP2ではタイムを出す前に雨が降ってきたことでアタックのチャンスを逃し23番手。土曜日のFP3でダイレクトでのQ2進出を目指します。