5位はガブリエル・ロドリゴ(Indonesian Racing Gresini Moto3)で、第2戦ドーハGPでは初優勝を目指します。これまでも速さには定評がありましたが、レースではその速さをなかなか発揮できませんでした。今年はそうしたウイークポイント改善に取り組み、強いライダーに成長しました。今季の走りに注目です。
開幕戦カタールGPで最後尾28番グリッドから決勝に挑んだ鈴木竜生(SIC58 Squadra Corse)が、すばらしい追い上げでトップグループに加わり8位でフィニッシュしました。3月上旬に新型コロナウイルスに感染し、自宅で療養していました。開幕直前に陰性が確認され急きょ出場しましたが、体力的に厳しいレースとなりました。そのため予選をキャンセルし、最後尾グリッドからの決勝となりましたが、地力を発揮して8位まで追い上げました。徐々に体力が回復しているだけに、第2戦ドーハGPでは優勝争いが期待されます。
以下、フィリップ・サラック(Rivacold Snipers Team)が13位でポイントを獲得。Honda Team Asiaの國井勇輝はわずかの差で16位に終わり、開幕戦の目標だったポイント獲得を果たせませんでした。チームメートのアンディ・ファリド・イズディハール(Honda Team Asia)も21位とポイント獲得を果たせませんでした。今週のドーハGPでは、ともにポイント獲得を目指します。
ハビエル・アーティガス(Leopard Racing)、ジョン・マクフィー(Petronas Sprinta Racing)、アンドレア・ミーニョ(Rivacold Snipers Team)、ジェレミー・アルコバ(Indonesian Racing Gresini Moto3)、デニス・フォッジア(Leopard Racing)はリタイアに終わっています。全員が優勝を狙う力があるだけに、Honda勢のドーハGPでの巻き返しが期待されます。