ダリン・ビンダーがNSF250RWでの初の表彰台を獲得
Moto3クラスは、予想通りの大接戦となり、ダリン・ビンダー(Petronas Sprinta Racing)がNSF250RWでの初レースで3位表彰台を獲得しました。
ビンダーは、これまでも積極的に前に出る選手ですが、風の強い中、それは変わりませんでした。ビンダーは今季のチャンピオン候補のひとり。連戦となる第2戦ドーハGPではHondaマシンでの初優勝に挑みます。
ガブリエル・ロドリゴ(Indonesian Racing Gresini Moto3)が5位。以下、7位までが優勝したハウメ・マシア(KTM)から0.965秒という厳しい戦いでした。
トップ集団からはじりじりと引き離された第2グループの中から抜け出した鈴木竜生(SIC58 Squadra Corse)が8位でフィニッシュしました。鈴木は3月上旬に陽性判定が出てイタリアの自宅で隔離生活を行っていましが、開幕直前に陰性になり出場が可能になりました。フリー走行初日にぶっつけ本番で走るという大会でしたが、猛暑となった土曜日は、さすがに体力的に厳しくなり、予選をキャンセルしたことで最後尾28番手から追い上げるレースでした。序盤の2戦を失うことも覚悟していただけにこの日の8位は貴重なポイントとなりました。
Honda Team Asiaで2年目のシーズンを迎える國井勇輝は、序盤に転倒者が続いたことから自分の走りがなかなかできず16位でフィニッシュしました。昨年からポイント獲得までがあと一歩のレースが続いています。連戦となる第2戦ドーハGPでは、ポイント獲得とトップ10入りを目指します。
チームメートのアンディ・ファリド・イズディハール(IDEMITSU Honda Team Asia)は、Moto2からMoto3への乗り換えがうまくいかず21位でした。連戦となる第2戦ドーハGPでは、國井とともに上位につける意気込みです。