Race
Moto3 2025
Round 1

フェルナンデスが奮闘、タイGPでMoto3表彰台を獲得

th Chang International Circuit

エイドリアン・フェルナンデスが見事な追い上げを見せ、シーズン開幕戦のタイGPで3位フィニッシュを果たしました。

フェルナンデスが奮闘、タイGPでMoto3表彰台を獲得

エイドリアン・フェルナンデスは、チャーン・インターナショナル・サーキットで行われたMoto3シーズンの開幕戦で、驚異の追い上げを見せ、激戦を制して3位表彰台を獲得しました。

Leopard RacingライダーとしてHonda NSF250RWを駆るフェルナンデスは、シーズン開幕戦をグリッド11番手からスタート。オープニングラップを終えた時点で14位までポジションを落とすも、すぐにリズムを取り戻し、26台がひしめく集団の中を果敢に追い上げ、5周目には早くも7位に浮上しました。

Moto3ならではの接戦が続く中、トップ集団は密集した状態で走行。フェルナンデスはこの混戦を利用してさらに前方へと進出します。レースリーダーのホセ・アントニオ・ルエダは、2位争いの激戦の隙に余裕のあるリードを築いていましたが、フェルナンデスは素早く集団の先頭に躍り出て、残り2周の時点でも2番手をキープしていました。最終ラップでアルバロ・カルペにわずかにかわされ、0.065秒差で3位フィニッシュするも、新シーズンを表彰台でスタートさせ上々の結果を収めました。

フェルナンデスのすぐ後ろでは、SIC58 Squadra Corse のステファノ・ネパが4位でチェッカーを受け、2台のHondaマシンがトップ4に入る結果に。彼もまた波乱万丈のレースを戦い抜きました。

2番グリッドからスタートしたネパでしたが、序盤はペースが上がらず、5周目には11位まで後退。その過程でチームメイトのルカ・ルネッタにも先行を許し、ルネッタも表彰台争いに加わる形に。しかし、Moto3特有の僅差のレース展開もあり、ネパの戦いはまだ終わっていませんでした。11位から粘り強く挽回を続け、残り3周の時点ではフェルナンデスをも抑えて2位に浮上。最終的には4位でフィニッシュしましたが、2位との差はわずか0.3秒あまりでした。

さらに後方、ルネッタにとっては悔しい展開となりました。9周目に他車との接触でコース外へ押し出され、20位まで後退し、表彰台争いが潰えることに。そこから他のライダーのリタイアにも助けられながら巻き返し、最終的には10位でフィニッシュしたものの、タイGPで期待されていた成績には及びませんでした。

Rivacold Snipers Teamのリカルド・ロッシは8位でフィニッシュし、5名のHonda勢がトップ10に名を連ねる結果となりました。一方でチームメイトのニコラ・カッローロは、11人のリタイア勢の一人としてレースを終えました。

Honda Team Asiaの古里太陽にとっても、同様に厳しい展開となりました。9番グリッドからスタートしたものの、2周目には13位まで後退。その後は順調にペースを取り戻し、7周目には6位まで浮上する力強い走りを見せました。しかし、不運にも終盤に転倒を喫しリタイア。タットチャコーン・ブーシュリとともに、チームにとってダブルDNFという結果となりました。

GRYD - Mlav Racingのマルコス・ウリアルテは13位でフィニッシュ。一方、エディ・オシェイはレース開始直後の1周目で早々のリタイアという厳しい結果となりました。

次戦のMoto3グランプリは、3月14日〜16日にアルゼンチンのテルマス・デ・リオ・オンド・サーキットで開催されます。


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