デニス・フォッジャが今季3回目のポールポジション獲得
台風接近の影響で初日のFP1とFP2が不安定なコンディションで行われたMoto3クラスでしたが、2日目のFP3と予選はドライコンディションで行われました。
一気にペースが上がったFP3では、初日9番手だったデニス・フォッジャ(Leopard Racing)が1分42秒084をマークして首位に浮上。自身が18年の大会でマークした1分42秒963のレースベストタイムをブレイクするすばらしい走りでした。そして迎えた予選では、1分42秒077とさらにタイムを更新し、今季3回目のPPを獲得しました。
前戦日本GPでは2位になり今季7回目の表彰台を獲得しました。タイGPでは、18年大会3位、19年大会は5位。今大会は、タイGP初制覇と今季4勝目に挑みます。
リカルド・ロッシ(SIC58 Squadra Corse)が7番手。古里太陽(Honda Team Asia)が今季3回目のQ2進出を果たし、今季ベストの13番グリッドを獲得しました。
初日26番手だった古里は、この日のFP3で22番手へ。Q1ではセッション開始直後から積極的にタイムアタックして、3番手でQ2進出を果たしました。そしてQ2でもセッション序盤にアタックし、そのタイムで13番グリッドを獲得しました。
レースをこなすごとにポテンシャルを発揮している古里は、前戦日本GPでは14位で初ポイント獲得を果たしています。今大会は2戦連続ポイント獲得とベストリザルト獲得に挑みます。
以下、アンドレア・ミニョ(Rivacold Snipers Team)が14番手、ロレンソォ・フロン(SIC58 Squadra Corse)が15番手、初日2番手と好調なスタートを切った鈴木竜生(Leopard Racing)は、予選で転倒を喫しQ2最後尾の18番手でした。
ルーキーのスコット・オグデン(VisionTrack Racing Team)が22位、ヴィンセント・ペレス(Rivacold Snipers Team)が26番手、ジョシュア・ワトレー(VisionTrack Racing Team)が27番手、Honda Team Asiaのマリオ・アジは、予選で思うようにアタックができず、29番手でした。決勝では追い上げのレースに挑みます。