デニス・フォッジャが今シーズン3回目の表彰台を獲得しランキングトップ
Moto3クラスは、トップグループ7台の優勝争いとなり、デニス・フォッジャ(Leopard Racing)が2位、アンドレア・ミニョ(Rivacold Snipers Team)が3位と、予選でPPを獲得したミニョと予選2番手のフォッジャが決勝でも好調な走りを見せました。この結果、フォッジャが総合2位から総合首位へ、ミニョが総合6位から3位へとそれぞれランキングを上げました。
2位になったフォッジャは、今大会、ブレーキングに苦しんだことで確実に表彰台に立つ戦いをしました。それが功を奏し、念願のタイトル獲得に向けて、一歩前進しました。今季2回目のPPを獲得したミニョも、インドネシア、アルゼンチンと不運の転倒が続きましたが、開幕戦カタールGPの優勝に続く2回目の表彰台獲得で大きな自信を獲得しました。
以下、Honda勢は、リカルド・ロッシ(SIC58 Squadra Corse)が9位、鈴木竜生(Leopard Racing)が10位、スコット・オグデン(VisionTrack Racing Team)が12位、ロレンツォ・フェロン(SIC58 Squadra Corse)が15位になり、それぞれポイントを獲得しました。
ルーキーで今大会が2戦目となる古里太陽(Honda Team Asia)は、予選25番手(24番グリッド)から16位でフィニッシュしました。前戦アルゼンチンGP、そしてアメリカズGPと、まだ完治していない右足の痛みを堪えながらセッションをこなす毎にタイムを短縮、決勝レースではオープニングラップ24番手から16位までポジションを上げました。
チームメートのマリオ・アジ(Honda Team Asia)は、予選29番手(28番グリッド)という厳しいグリッドからのレースとなりましたが、古里太陽同様、粘り強い走りで、21位でフィニッシュしました。初めて経験するサーキットに苦戦し、予選ではセッション序盤に転倒するという悔しい経験をしました。その悔しさを次戦ポルトガルGPで果たす意気込みです。