Practice
Moto3 2021
Round 10

ダリン・ビンダーがトップタイム

at Red Bull Ring - Spielberg

Moto3クラスは、トップタイムをマークしたダリン・ビンダー(Petronas Sprinta Racing)から1秒差に23台という、今季もっとも厳しい戦いとなりました。その厳しい戦いで初日首位に立ったビンダーは、「休み明けの初日を気持ちよく走ることができた」と、快調にラップを刻みました。今年はシーズン序盤に2戦連続で表彰台に立ちましたが、それ以降はなかなか表彰台に立てないレースが続いています。好スタートを切った今大会は、今季3回目、今季初優勝を期待させる初日となりました。

ダリン・ビンダーがトップタイム

チームメートのジョン・マクフィー(Petronas Sprinta Racing)が、わずか0.040秒差で2番手。マクフィーも今季好調な走りを見せながらなかなか表彰台に立てない悔しいレースが続いていますが、今季初表彰台、初優勝の期待が膨らみました。

総合3位のデニス・フォッジャ(Leopard Racing)が大接戦の中で5番手。前戦オランダGPに続く2連勝と今季3勝目に向けて好スタートを切りました。7番手にはアンドレア・ミニョ(Rivacold Snipers Team)で、予選では今季3回目のポールポジションと決勝では今季2回目の表彰台が期待されます。

以下、Honda勢は、チャビエル・アルティガス(Leopard Racing)が15番手、ガブリエル・ロドリゴ(Indonesian Racing Gresini Moto3)が18番手、デビッド・サルバドル(Rivacold Snipers Team)が21番手、鈴木竜生(SIC58 Squadra Corse)が22番手、ジェレミー・アルコバ(Indonesian Racing Gresini Moto3)が23番手と続き、ここまでがトップから1秒差でした。

Honda Team Asiaの國井勇輝は、トップから1.203秒差の25位、チームメートのアンディ・ファリド・イズディハールは1.514秒差の27番手。土曜日のFP3と予選でタイム短縮とポジションアップに挑みます。


Darryn Binder
Darryn Binder 40
Petronas Sprinta Racing
休み明けの大会で、すぐに速く走ることは重要なことです。長い休みでしたが、ヨーロッパに滞在していたので、何も変わっていないように感じます。このサーキットはいいサーキットで、とても好きです。日曜日にどのようなレースができるか楽しみです。残念ながらFP2の最後にレインフラッグが出ました。雨が降ったりやんだりでした。霧雨なのかちゃんと降っているのかもわからず、毎周トリッキーでした。最後にタイムを更新することができましたが、全力で走ることはできませんでした。残りのシーズンはすべてのレースでトップ5に入りたいです。そして、毎戦完走しなければなりません

John McPhee
John McPhee 17
Petronas Sprinta Racing
長い夏休みだったので、リセットの仕方がわかりませんでしたが、準備はできていると感じました。サーキットへ戻ってくることができてとてもうれしいです。今年もレッドブルリンクは2週連続なので、しっかり仕事を進めることができます。初日はいい仕事ができました。FP1で3番手、FP2では2番手でした。チームといい仕事ができているので、明日が楽しみです。レースのセットアップには、もう少し取り組まなければなりませんが、天気が大きく影響しそうです。今日は単独で走行していても、いいフィーリングがありました

Yuki Kunii
Yuki Kunii 92
Honda Team Asia
このサーキットは、あまり得意ではありません。ルーキーズカップの頃からいつも悩まされていますが今日もいい走りができませんでした。前戦オランダGPから5週間、自分のマシンに乗っていないので、FP1では自分のライディングに集中し、フィーリングの回復に努めました。結果はよくありませんが、内容はポジティブに受け止めています。今日は単独で走るようにしました。どうすればコースを攻略できるかわかりませんが、余り心配していません。明日もコース攻略に全力を尽くします

Andi Farid Izdihar
Andi Farid Izdihar 19
Honda Team Asia
後半戦が始まり、こうしてサーキットに戻って来ることができてとても幸せです。この5週間、自分のバイクに乗っていなかったので、序盤は余り快適な感じはありませんでしたが周回を重ねる毎に少しずつフィーリングを取り戻すことができました。FP1ではトップとの差が1.4秒ありましたが、FP2で異なるセッティングを試したところ、タイム差に変化はありませんが、改善することができました。FP3に向けてセッティングの方向性を決めなくてはいけません。まだまだやるべき事はたくさんあります


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