Race
Moto3 2021
Round 5

サラクが初表彰台、イズディハールは初ポイントを獲得

fr Le Mans

Moto3クラスは、ウエットコンディションでスタートし、徐々に路面が乾いて行く難しいコンディションとなり、予選7番手から好スタートを切ったフィリップ・サラク(Rivacold Snipers Team)が初表彰台を獲得しました。38戦目にして初表彰台を獲得したサラクは、これまでもフリー走行、予選で速さを見せてきましたがなかなか結果につなげられませんでした。今大会は難しいコンディションの中でオープニングラップに首位に浮上。2周目に2番手へと後退しますが、優勝した セルジオ・ガルシア(ガスガス)をしっかり追撃し、22周のレースを走り切りました。

サラクが初表彰台、イズディハールは初ポイントを獲得

予選4番手から決勝に挑んだジョン・マクフィー(Petronas Sprinta Racing)が今季ベストの4位でフィニッシュして今季初ポイントを獲得しました。過去4戦、フリー走行、予選の速さを結果につなげられませんでしたが、難しいコンディションの中で粘り強い走りを見せました。7位にはチャビエル・アルティガス(Leopard Racing)。今季2回目のポールポジションを獲得したアンドレア・ミニョ(Rivacold Snipers Team)は、難しいコンディションに苦戦し11位も、総合3位をキープしました。

その後方では、4台で繰り広げられた14番手争いの中でアンディ・ファリド・イズディハール(Honda Team Asia)が14位でフィニッシュしました。今大会は不安定な天候の中で転倒続きでした。しかし、朝のウォームアップではキャリア初のトップタイムをマークして注目を集めました。今大会初ポイントを獲得したことで、これからの戦いに期待が集まります。

Honda Team Asiaからワイルドカードで出場した松山拓磨も朝のウォームアップで17番手と今大会1番の走りを見せました。決勝でもオープニングラップ19番手から着実にポジションを上げましたが4周目に転倒を喫し、リタイアとなりました。

表彰台争いが期待された予選5番手のガブリエル・ロドリゴ(Indonesian Racing Gresini Moto3)、予選9番手の鈴木竜生(SIC58 Squadra Corse)は転倒リタイアでした。


Filip Salac
Filip Salac 12
Rivacold Snipers Team
信じられない気持ちです。待ち望んでいたリザルトをやっと手に入れました。長い間、一生懸命がんばってきました。先頭グループで戦うのはプレッシャーが大きく、今日は長く厳しいレースでした。これまで自分を支えてくれた家族、そしてチームに感謝したいです。今日は夢が実現しました。すごくハッピーです

Andi Farid Izdihar
Andi Farid Izdihar 19
Honda Team Asia
初めてポイントを獲得することができてとてもうれしいです。特にル・マンはいつも苦戦しているサーキットなので余計にうれしいです。2017年にCEVで初めて出場したときから昨年まで、本当にひどい結果が続きました。今週は不安定な天候の中で何度も転びました。今日のレースもウエットからだんだん乾いていくという難しいレースでしたが、最後まで集中しました。今朝のウォームアップでトップタイムを出せたことも自信になりました。今日はベストを尽くしました。チーム、スタッフに感謝します

Takuma Matsuyama
Takuma Matsuyama 32
Honda Team Asia
最初に、フランスGPに出場する機会を与えてくれたHonda Team Asiaに感謝したいです。今週は世界最高のライダーたちと一緒に走って、本当に多くのことを学びました。予選は25番手でしたが、今日は23番グリッドからスタートして16番手までポジションを上げました。しかし、コースがとても滑りやすく転んでしまいました。今日は最後まで走りたかったので残念です。今回の経験をこれからのレースに活かしたいです



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